575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

病む夫に便り咥えて小鳥来る 亜子

2020年11月02日 | Weblog
ヤマガラを見ると子供のころに縁日で見かけた「小鳥の占い」を思い出します。
占いをお願いする場合は、お賽銭を渡します。
ヤマガラは、小さな参道をちょんちょんと進んでいき、賽銭箱に小銭を落としてから鈴を
ガラガラと鳴らす。
さらに階段を上って扉を開き、中からおみくじを取りだして持ち帰ります。
そしておみくじの封を開けて、ご褒美の麻の実をもらってかごに戻る...

「小鳥の占い」「おみくじ引きのヤマガラ」「ヤマガラ芸」などと呼ばれたもので
確かに芸と呼ばれるくらい素晴らしく、昔はよく神社の縁日で見られました。

現在では、鳥獣保護法で野鳥を飼うことが出来ないので廃れたようです。

亜子さんの句は、小鳥の占いを踏まえていると思いますが・・・遅足

コメント (2)
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