575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

落葉掃く  麗子

2020年11月12日 | Weblog
この時期、隣の公園のケヤキの葉がはらはらと絶え間なく落ちてきます。「落葉」「落葉時」「落葉箒」「落葉掃く」すべて冬の季語です。

朝、お隣の高齢の奥様が落ち葉を掃く音がします。「今日も出遅れた!」と慌てて箒を持ってお手伝い。道路の落ち葉を一緒に掃きます。コロナでめっきりお会いすることもなくなり心配していましたが、白内障の手術をされてその予後があまりよくないとのことでした。

以前「気にかかることそのままに落葉掃く」という句を作りました。落葉を掃くとすっきりして心が軽くなり気にかかることが減りました。きっとお隣の奥様も少しは気持ちが晴れていることと思います。
今週、義父が仙骨骨折で入院。そのほか気になることが多々ありますが、
落葉を掃くと「なんとかなる!」と不思議に力が沸いてくるのです。
そして亡き母の本から突然、栞がわりの真っ赤な落葉が出てきたりするとなぜか慰められます。

          亡き母の栞落葉のメッセージ  麗子
コメント (1)
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