健全なる青少年が浜辺で何か探してますね。美しい貝殻でも有るんだろうと思い、私も 降りてみました。でも、なぁ~にもありません。かわりに貝殻の厚さが5cmも有るシャコ貝 の欠片を見つけました。元の大きさを復元すれば、優に40cmは有るでしょう。こんな大き なシャコ貝が、この辺には棲息しているのかと思い周辺をさらに探したところ、断片は沢 山有るのですが、完全な貝殻は有りませんでした。
よくよく見れば、琉球石灰岩の中に含まれるシャコ貝の化石が浸食分離され出てきてい たのです。向かいの古宇利島の道の駅みたいな所で、生のシャコ貝を売っていた。大きさ はせいぜい10cmぐらい。観光客みたいなオバサンが、一つ摘んでクンクンと臭いをかん でいましたな。少なくとも沖縄の人間ではなかろう。
さらに周辺の琉球石灰岩の露頭を見ていたら、先端は欠けていたが、ほんのり赤みが 残った10cmぐらいの巻き貝の化石が半分岩に埋もれていた。開口部に横に切れ込みが 有り、これは絶対に「オキナエビス」だと確信し、靴で蹴飛ばし採ろうとしたがしっかり固結 し採れなかった。日時は2月21日、写真の左端汀線の露頭です。
何方か現地で確認し、本当にオキナエビスだったらコメント下さい。間違っていたらゴメ ンナサイ。今度から旅行に出かけるときは、ハンマーとタガネを持って行くぞ!