人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

宇宙

2006年04月08日 | 今日の雑感雑記

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 宇宙とは、本来古今東西を表す漢語であることはご存じの通り。時間と空間を表す言葉です。物質と空間と時間を体系ずけたのはアルバート、アインシュタインですが、その遥か2000年以上前から中国人は、時間と空間を概念として区別する言葉を持っていたのです。この写真は、付加体の岩峰越に見た北極野です。この地における付加体は、せいぜい二億年ですが、写っている星は200~300光年にすぎません。

 目の前の二億年に思いをはせるか、はたまた見えざる137億を見据えるか、これも又個々人の概念の問題です。見るは感覚、思うは概念、はたしてどちらが正しいんでしょうか?物理と数学の世界は、感覚を超越しているが、実験的には証明されている。

 眼に見えぬ物、肌で感じ得ぬ物、これを実在として生きて行くためには、第二のコペルニクス的展開が必要な時代なのでしょう。かのアインシュタインが、最後まで疑問に思っていた素粒子の遠隔作用などはその最たるものです。