昨日は敬老の日につき、お仕事は休み。本屋へ行って「岡本太郎の見た日本」赤坂憲雄著・岩波書店を買 ってきた。岡本太郎は1996年享年84才で死去、10年以上たった昨今何故かその存在が見直されているらしい。 私も「沖縄文化論・忘れられた日本」を読んでからは、これはと思う様になりました。一言で言うならば「縄文時 代の文化・琉球列島の文化に日本の、日本人の原点を感じた」と言った所でしょうか。彼一流の辛辣な言い方 では「奈良・平安以降の日本文化なんぞは、大陸文化を模倣した薄っぺらな貴族・官僚趣味」らしい。
今なぜ岡本太郎なのか、バブル崩壊、失われた10年、小泉構造改革、希望格差社会の到来、息づまるよう な社会的閉塞感、これら諸問題の解決策を日本文化の原点である縄文文化に感じ取ったのかも知れません。 せっかく本を買ってきたのに、今日からまたお仕事で読んでいるヒマが無くなりました。写真は本文とは何の関 係も有りません。雨宿りで逃げ込んだ庇の角と、向かいのビルのアングルが偶然一致したので撮っただけで す。