近所の空き地にツクシが顔を出してきた。それなりに春はやって来ているようです。
バカ人間は単純だから滝が好きなんです。
一周道路沿いに有る観光地化された滝を巡ってきました。
まずは島の西部に有る大川の滝、と書いて「おおこのたき」と読みます。
屋久島は薩摩文化圏に属しますから、江戸時代は外国みたいなもので文字も言葉も理解不能。
正面から見た大川の滝、雨は降るは水煙は上がるはでこれ以上近づけませんでした。
落差といい水量といい、かなり迫力の有る滝です。
黒い岩石はホルンフェルス、中段から上部の白っぽい岩石は優白色花崗岩の岩脈。
島の南部に有る千尋滝、「せんじんだき」ではありません「せんぴろのたき」と読みます。
花崗岩の一枚岩を削り込んだ峡谷に出来た滝で、全体のロケーションがすばらしい。
谷底へ降りる道が閉鎖されて近づけませんでしたが、側で観ればかなり迫力有ると思うよ。
千尋滝のある鯛之川が海へそそぐ河口部に出来たトローキの滝。
トローキとは、轟が島言葉でなまったものとか。
背後の岩峰はモッチョム岳(940m)、漢字で書けば「本冨岳」である。
とどろき→トローキ、もととむ→モッチョム 島言葉ではこうなってしまうのだろう。
滝壺ではありません、海へ直接落下しています。岩盤は接触変成岩となった付加体の泥岩です。
千尋滝のちょい東側に有る竜神の滝です。特に展望所など作られていないので橋の上から撮りました。
橋の下で二段三段に成っている様で、水量も多く全体としてはかなりのスケールの滝です。