今年の札幌の冬は、固体のH2Oが大量に地上へ落下してきます。
液体のH2Oであれば、エネルギー水準の低い方へ自然に移動するのですが、
固体のH2Oは落下したその場に堆積します。
この人は、粉末状の固体H2Oを一か所に集積する作業をしている。
同時期液体のH2Oも大量に存在し、固体のH2Oの発生源となっている。
足下の茶褐色の微粒子は、固体のSiO2を主成分とする堆積物です。
SiO2の融点は1650°、沸点は2230°ですから、水星軌道よりずっと内側を回る
惑星があったとしたら、SiO2の真っ白い雪が降っているかもしれませんね。
などとアホなことを考えながら彷徨う冬の浜辺、
野良犬かキタキツネしか歩いていなかったのだった。