オミナエシ科 オトコエシ (男郎花)
図鑑には「オミナエシ(女郎花)よりも剛強な感じがあるのでオトコエシ(男郎花)
の名がある」と記されている。
では「女郎花」と書いてなぜ「オミナエシ」と読むのだろう。
広辞苑を紐解くと「おみな」とは「美女・佳人」のこととある。
または「老翁(おきな)と老婆(おみな)」でもある。
次に「えし」を引くと、「えし」とは良し・好しの古形(古語)とある。
此処まで紐解くと「おみな・えし」とは、「美女のように良い(好い)花」の意味を
読み取れる。でも「郎花」と書いて「えし」と読むとは書いていない。
同じく広辞苑で「女郎(じょろう)」は、「身分のある女性」または「若い女」
もちろん「遊女」の意味もあり。
察する所「オミナエシ」とは、意味は「おみな・えし」であるが漢字は「じょろう・ばな」
を当てたものと思われる。
今日の一枚は、すっかり広辞苑の世話になり、細かい文字で目が疲れた。