
雪が降ると色彩が消えモノトーンの世界になると同時に音も消えてしまいます。
「しんしんと雪が降る」は「しんしんと音をたてて雪が降る」ではなく、
静まり返り音もなく雪が降る・・・・深深と雪が降る。
カメラのファインダー覗いていたら足元に何やら物の気配が、
見たら中型犬が一匹こちらの顔を見上げていた。
リードの先には飼い主の御夫婦も、背後を通り過ぎる足音に全く気が付きませんでした。
ただ単に齢のせいで耳が遠くなっただけだと思うのだが。
広辞苑には「森森:樹木の並んでしげっているさま」なんてのも有りました。
さしずめこの画は「森森たる松林に深深と雪が降る」。