人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

熊笹・隈笹・九枚笹

2019年08月28日 | 自然観察


この緑の森も一ヶ月後には色付いてきます、季節の移ろいのなんと早いことか。



葉が最大で九枚付くことから名づけられた九枚笹、北海道の林床部に広く分布しています。
「熊笹茶」なんてのが有るようですが、熊笹という笹は有りません、熊が居るような山奥に生えている笹の俗称か。
この頃札幌市では、住宅地や公園、国道脇なんぞにも熊が居ますよ、でも熊笹は生えていません。
冬に葉の縁が白くなるのが隈笹またはミヤコザサ、これも良く見かけます。



蝶の幼虫などに、まだ葉が丸まった状態の時に食べられた跡。木の葉などにも見られます。

菌類・コケ類・地衣類

2019年08月28日 | 自然観察


なんとなく秋らしくなった山の上、撮るべきものも無くなってきたので足元の小さな生態系でも。



秋と言えばキノコ、毒キノコのイボテングタケってやつですかね。



これは何でしょうか?かなり大きなキノコでしたが、食えるかな。



ジャゴケですね、冬雪の中でも緑色をしています。



コケ類と地衣類、風の谷のナウシカの腐海の植物みたい。



胞子の詰まった子器が真っ赤になったアカミゴケ。



木の幹に付いた緑色の地衣類、名前は知らない。

ネナシカズラ

2019年08月28日 | 野の花山の花


西日本の方は大雨で大変みたいですが、北海道もこんな天気はしばらくお預けです。
つまらないものばかりですが、撮りためた写真の在庫整理をします。



今年は近所の公園でネナシカズラが大繁殖しています。



ヒルガオ科ネナシカズラ(根無葛)、根も葉も退化した寄生植物です。



子孫を残すための花と、花を付けるための蔓だけになった超シンプルな生存戦略。
こんな小さな花で受粉はどうしているのでしょうか、風媒花・虫媒花それとも自家受粉?