
雪が降る季節になると、滅びゆくものへと目が向いてしまいます。
自然の中にある滅びの美、人の世であれば滅びの美学とでも言いましょうか。

鉄さび色の廃工場跡になんかも滅びの美を感ずるのは変な人でしょうか。

コウゾリナでしょう、雪の中に佇む一本の枯草にも命の営みがありました。

ツルニンジンの花が咲き始めるのを楽しみに山へ通ったものです。

はるばる本州からやってきたアサギマダラが吸蜜していたヨツバヒヨドリ。

雪をかぶったヨモギの枯草、来年の春はヨモギ摘みしようかな。

夏になれば、またこんな風景にも出会えることでしょう、しばし冬眠。