上は北海道の野付半島に広がるトドワラ、下は沖縄の慶佐次湾マングローブ林である。 地名はともかくとして、日本人なら上が北の風景で下が南の風景であることは一目瞭然。 なぜそう思うのかと聞けば「バカなことを聞くんじゃない、植生が違うじゃないか、それから 漂う空気感が違う」とでも言うだろう。では惑星表面環境が地球と全く異なる、ほにゃらら 星人に聞いたら、この違い説明出来るだろうか?
人間が物事を判断する基準は、生まれてこの方脳に刷り込まれた経験と知識、温度・ 湿度・光の色(色温度)などに対する生理的反応である。物理定数のような絶対的基準な ど無いのである。(昨今の学説には、微細構造定数が時間と共に変化しているのでは、と の説も有るが)
北の人間が南へ行って、ワーッとハイテンションに成ったり、南の人間が北へ行って、な んとなく自殺したく成ったりするのは、非日常の環境に対する脳と身体の生理的反応の成 せる技なんでしょう。ではなぜ自殺願望の人は、めくるめく陽光の下トロピカルムード一杯 のマングローブの林で首を吊らないのでしょうか。おそらく自殺と言う行為は、荒涼索漠・ 寒山枯木・空空寂寂の世界で行うものだ、と刷り込まれているからでしょう。小説家やドラ マの脚本家の独断と偏見に寄るところが大きい。自殺願望の人は積極的に南へ行こう、 そうすれば死なないで帰ってこれます・・・・・これも独断と偏見かな?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます