人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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悪石島その他あれこれ

2008年06月15日 | 島旅:悪石島・奄美大島

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 山から下りたら一汗流すため湯泊温泉へ向かいます。

 温泉の近くには自然遊歩道が有り、ビロウの群生地と成っている。バカ人間は単純だから、こういう風景に出会 うとつい嬉しくなってしまうのです。

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 遊歩道の一角には池(実際は水溜まり程度)が有り、南石亀の棲息地となっているらしい。らしい、と言ったの は、私が見た時点では居なかったから。ヤギが数頭草を食べていただけ。

 宿のご主人の話では、昔々ここは入り江であり船着き場となっていたが、土砂崩れで入り口が塞がりこの様な 窪地に成ってしまったとか。さらに現在でも、船が二艘この池の底に沈んでいるとか。

 この話を聞いて思い出したのが、海賊キッドの財宝伝説である。トカラ列島の最南端の宝島は、海賊キッドの宝 の隠し場所として有名であるが、本当は悪石島に宝を隠し、人が寄りつかない様にオドロオドロしい「悪石島」と名 を付け、宝島はいかにも此処に財宝が有るぞと思わせるため名付けたとする説である。

 宿のご主人は「船は絶対に有る!」とりきんでいたが、本当はこの話をしたかったのだと思う。その時すでにご 主人も私も酔っぱらっていたが、嘘でも本当でもロマンが有れば良いのだ。

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 船と言えば、昭和19年8月22日に悪石島沖でアメリカの潜水艦に撃沈された「対馬丸」の慰霊碑が有る。沖縄 からの学童疎開他1,700余名が乗っていたそうです。今でも綺麗に手入れ管理されていました。

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 コミュニティーセンターの近くに、秋吉 茂の「美女とネズミと神々の島」の文学碑が有る。原文読んだことない が、昭和30年代の島の現状を綴ったものとか。

 そう言えば、宿のオカミサン若い頃はさぞや美人だったろうなぁ~と思わせる品の良い人(ゴメン 今でも若い よ)。ダンナはノンベイだが、私達のために船を出しサワラと名の知れない貝(これが美味かった)と筍を採ってきて くれた。


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