渡名喜島は那覇の北西58kmに有る小島で慶良間諸島のすぐ近くなんだが、
行くには船便が異なるため一旦那覇の泊港まで戻らねばなりません。
久米商船のフェリー(700t)が泊港から渡名喜島経由で久米島まで運航しているが、
海が荒れている時は渡名喜島へは入港出来ず目前でUターンし久米島へ直行してしまいます。
見捨てられた様な小島で、フェリーがドンッと接岸すれば島全体がグラグラ揺れるそうです・・・ウソ。
面積3.74k㎡ 最高地点標高179m 人口431人のりっぱな小島です。
渡名喜島は二つの島が砂州で結ばれた陸繋島です。
したがって遠くから見れば、中央部が窪んだヒョッコリヒョウタン島みたいな形をしています。
フクギに囲まれた集落は全て砂州の上に有り、端から端まで500m程しかありません。
集落の一部をズームアップしてみれば、民家は台風対策のためフクギの屋敷林に囲まれている。
集落の中の道は全て白砂の道で、舗装道路は1つも有りません。
こんな狭い道を軽自動車が走り回っていた、対向車が来たらどうするんだろう・・・・・?
マンホールの右の石は「石敢當」とは書いてなかったが「いしがんとう」です。
民宿の二階から見た集落の様子、家々はフクギの屋敷林によって完全にガードされている。
民家の敷地が道路より一段低くなっているのは、風が当たらない様にとの台風対策です。
この家の敷地は路面より相当低くなっています。
地面は砂州の砂地盤ですから、雨が降っても水が溜まらないそうです。
集落の建物の大部分は、この様な沖縄伝統の古民家で現在も住居として使用されている。
渡名喜島は平成12年に、八重山諸島の竹富島に次いで沖縄二番目の
重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
竹富島の集落は、作りすぎ・やりすぎ・綺麗すぎのテーマパークみたいでウソっポイのですが、
ここは生活そのものであり、100年ほど昔にタイムスリップしたみたいでした。
観光地化せずに、このままそっとしておきたい離島の1つです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます