那覇市で一日ゴロゴロしていて、沖縄は今日で11日目になる。本日の宿は大度海岸に有る「ヤポネシア」、関 東地方から移住した若夫婦が経営する小ぎれいな宿である。那覇市から此処までは26kmも有るので、糸満市ま ではバスで移動する。
おなじみの喜屋武岬(から)の海岸風景。喜屋武岬は沖縄本島最南端という事に成っているが、本当の最南端 は奥に見える平たい荒崎で、ここから約500m程南に位置する。喜屋武岬は、地形的には岬でも何でもなく唯の 海岸であるが、灯台と平和の塔が有り観光客が車で乗り付ける事が出来るため、便宜的に「岬」としているのだろ う。私は「端っこ」が好きなため、何が何でも本当の最南端へ向かうのだ。
荒崎へは地図上では道は無いが、オフロードカーなら入っていける道が付いている(ダテに那覇でゴロゴロして いた訳ではないのだ、調査済み)。これが本当の沖縄本島最南端の荒崎です。見事な海食台(波食台・ベンチ)が発 達している。
荒崎から見た喜屋武岬方面、さて問題はこの大きな岩です。地元では「カサカンジャー(笠岩?)」と呼ばれる長 さ4.0m程厚さ1.5m程の岩塊。
近くで見ればこんな感じです。常識で考えれば、これは宮古八重山諸島でよく見られる津波石(大津波によって 打ち上げられた岩塊)なんですが、沖縄本島に大津波の記録は無いし、他に津波石も有りません。そこでネットで 調べまくりました。有るところには有るものですね、琉球大学の河名俊男氏の小論に「歴史書の『球陽』によると、 1832年の台風の高波によって打ち上げられた」と記載されていました。
笑ってしまうのは、「ムー」というオカルト雑誌知っていますか、そこには「このドルメンは、中国からの来訪者が 残した墳墓跡か?」なんて書いてありました。まあオカルト雑誌なんだから、どうでもいいんだが。
近くについ最近剥がされ転がった岩塊が有りました、此処は海岸線から数十m入った標高10m付近、何時の台 風によるものだろう。沖縄の台風はハンパじゃないと聞いていたが、・・・実感!
もう一度最初の写真に戻って見て下さい。あの岬が全て高波に飲み込まれてしまう光景なんて想像出来ます か、でも一度是非見てみたいものだ。
今日の花の写真は、何時でも何処でも咲いている ムラサキカタバミ です。
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