人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

イボタクサギ

2007年09月08日 | 今日の雑感雑記

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 波照間島で撮影したクマツヅラ科のイボタクサギ(方言名マンカホーギ又はガシャンギ)、種子島以南から熱 帯アジアに分布する半ツル性低木の海岸植物。

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 これは北海道の函館山で撮影した同じくクマツヅラ科のクサギ(臭木)、確かにほとんど同じ花である。


トウワタ(セーヤン)

2007年09月07日 | 今日の雑感雑記

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 南大東島の道端で撮影したトウワタ(方言名セーヤン)です。熱帯アメリカ原産のガガイモ科の多年草です。

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 日本本土のガガイモの花はこれ。同じガガイモ科でも、熱帯の花はなんて派手な色彩をしているのでしょう か。一説に寄れば、強烈な紫外線から遺伝子(DNA)を護るため色素を多く持つようになったとか、いわばUVケ アーとか日焼けで黒く成るようなもの。他説に寄れば、派手な色した隣の花が昆虫を多く引き寄せるのを見 て?負けて成るかとより色彩豊かに進化したとする説などが有ります。ホントかな?


エゾタツナミソウ

2007年09月06日 | 今日の雑感雑記

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 ここ北海道では、9月とも成れば秋の気配が濃厚です。暑かった8月と比べれば、朝夕は肌寒い空気が漂っ ています。8月中旬に手稲山の道端で見掛けたシソ科タツナミソウ属エゾタツナミソウ(蝦夷立浪草)です。

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 同じタツナミソウ属にナミキソウ(浪来草)が有りますが、葉の形が異なります。これは海岸近くに生えるもの です。植物の分類には、毛が一本足りないから別の種類、なんてのも有り素人には解りません。まるでこれは 関西人でこの人は関東の人なんて違いで、花が言葉をしゃべるわけじゃなし、そんなの解るか!


山野草の定義とは?

2007年09月05日 | 今日の雑感雑記

 銭函天狗岳の頂上に咲いていた花ですが、手持ちの図鑑を全て調べた結果載っていませんでした。派手な 感じの花と線の細い立ち姿から、園芸種が野生化したものかも知れません。この場合山野草と言うのでしょう か。今山野草と呼ばれている物の中には、観賞用として持ち込まれ野生化した物が多く有ります。「山野草」 の定義とはなんでしょう?広辞苑に「山野」は載っているが「山野草」は載っていない。山野草マニアとしては困 ってしまうのです。

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昨日は昆布岳へ

2007年09月03日 | 今日の雑感雑記

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 昨日はニセコ町と豊浦町の町境にある昆布岳(1045.1m)へ友人のH氏と山行、H氏も私も昆布岳は初めてで ある。登山口は豊浦町側にあるのだが、そこまでの道が非常に解りずらい。入り口は農家の納屋の裏を通って 行くと、入山届けのポストが有る。

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 頂上直下までは、アップダウンが少なく勾配の緩い幅広の尾根道を行く。良く手入れされたハイキングコー スであるが、日曜日にもかかわらず二名とすれ違っただけ。

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 五合目を過ぎれば、昆布岳名物のメガネ岩が右手に見える。今にも落ちそうで下に立つのがコワイ。

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 メガネ岩は、板状節理の発達した安山岩の岩片が抜け落ちて形成されたもの。

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 九合目から急坂を登り切ると頂上である。山頂の標識はコンブの形をしている。

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 頂上はキリの中、一瞬羊蹄山の頂上が見えただけ。風が強く寒かったので早々に下山する。

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 下山時はキリが出てきて幻想的な雰囲気、登り二時間半、下り一時間40分であった。帰りに留寿都村営の 小さな留寿都温泉に入って今日はお終い。


キオン

2007年09月01日 | 今日の雑感雑記

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 ついに九月に成ってしまい、朝夕の風がめっきりと涼しくなった。こんな時期に野山に咲くのがキオン(黄苑) 別名ヒゴオミナエシです。スッキリとした青空に黄色が映える。明日は午前4:30自宅を出、昆布岳(1045m)へ 行く予定。