マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究飛鳥新社このアイテムの詳細を見る |
【一口コメント】
政治・経済・外交問題・・・・国際ルールを無視続ける困った隣国の真実をマンガで読み解く異色の問題作!
【読んだ理由】
この夏中国をはじめて旅行し興味を持ったことから。
【印象に残った一行】
『本当の中国を知るのはとても難しい。歴史が長く土地が広いだけが取り柄で、言語、民族、文化は利害関係によってまとまりがない。まるでモザイク状態となっているこの国では、人民に対しての情報は閉ざされ、国中で人間不信の空気が蔓延している。朱鎔基首相さえも、「(中国は)ウソばかりで、ウソでないのはペテン師だけ」と嘆いたほどだ。』
『経済にしろ、外交にしろ、世界基準で見て、おおよそまかり通らないようなもよも、この国は平気でやってのける。なにしろ自分の国が世界基準なのだ。そのような国家など無視するに越したことはないという意見もあるだろうが、これからの世界経済の趨勢を考える上で、日本にとって、中国とは非常に魅力的な巨大マーケットあり、これを外して日本の将来を語ることはできないのもまた事実だ。
では、これほどの文化摩擦と文明衝突を起こしている日中関係において、日本はこれからどうやって中国とつきあっていけばよいのか。それにはまず、その歴史的な背景を分析しながら、中国とはいかなる国か、そこに住む人々の考え方や行動規範はどうなっているのか、ということについて、日本国民が正しく理解することが必要不可欠である。』(著者まえがきより)
【コメント】
人口問題・食糧問題・エネルギー問題・環境破壊・民族問題・地域の経済格差・官僚汚職などなど数多くの問題を抱えてどれも解決のめどのない今の中国の現実、また日本からのODA(政府開発援助)などでの6兆円もの経済援助が軍事費にまわされている、日本に照準を合わせた1メガトン級の核弾頭が配備されている、1千万人を超えたエイズ患者など数多の具体的事実の指摘に驚かされる。
ほんとうに厄介な隣人???