日本男道記

ある日本男子の生き様

菜の花の沖(3/6) 

2006年05月01日 | 読書日記
菜の花の沖〈3〉

文藝春秋

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【一口紹介】
出版社/著者からの内容紹介
江戸後期、ロシアと日本の間で数奇な運命を辿った北海の快男児・高田屋嘉兵衛を描いた名作が、大きな活字の新装版で一挙大登場!

内容(「BOOK」データベースより)
蝦夷地の主・松前藩は、アイヌの人びとを酷使して豊富な海産物を独占していたが、この内実を他に知られるのを恐れ、北辺にせまる大国ロシアの足音を聞きながら、それをも隠し続けた。漸くにして嘉兵衛が巨船を作り上げ、憧れのかの地を踏んだころから、情勢は意外な展開をみせ始めた。幕府が東蝦夷地の経営に乗り出したのだ。

【読んだ理由】
「播磨灘物語」に続いての司馬遼太郎作品。  

【印象に残った一行】
『すでに「天下」と言う言葉の意味が狭くなり、それを補うことばとして「日本」が頻用されてきたことの例をあげると、きりがない。
「天下」には主権者のもつ機能である化(徳の作用)に浴する範囲内をさすという内容があり、風俗を異にする蝦夷の場合、化外とされた。「化外」の者は、徳川将軍の責任外であり、だからこそ松前藩に管理させてきたとも解釈できる。
が、「日本」の場合、その領域は「外ヶ浜」が北限でなく、蝦夷地および蝦夷ヶ千島とよばれた列島も入っていたし、そこが日本の中であるために、そこへ行っても当然、鎖国の国禁に触れなかった。「天下」にかわって「日本」が多用されはじめたのは、右のような事情による。』

【コメント】
主人公高田屋嘉兵衛の生き方は、人間「志」を持つか、持たないかがその人の人生、生き様に大きな影響を与えることを教えてくれる。
地図をすいすい動かしてグルメなお店を探そう





Daily Vocabulary(2006/05/01)

2006年05月01日 | Daily Vocabulary
2056.grab headlines (ニュースになる、マスコミに大きく取り上げられる、世間の注目を浴びる)
He kept his eye on what is grab headlines over there in Japan.
2057.wage a campaign(キャンペーンを行う)
How can that affect the way that we wage our Reading Well campaign?
2058.pick and choose (えりすぐる、えり好みする)
You can pick and choose whatever types of pasta you want at that restaurant.
2059.tune into(~に合わせる、~に同調する)
Until Susie tunes into what her boss really wants,she will have trouble getting the plum assignments.
2060.preparation (用意、準備、支度)
There are no secrets to success.It is the result of preparation,hard work,and learning from failure.
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