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【一口紹介】
■内容(「BOOK」データベースより)■
「親愛なるダディと、ぼくの大好きなメイ・プリンセス号へ」―豪華客船船長の父と少年をつなぐ寄港地への手紙。
父の大切な薔薇を守る少年が告げた出来事とは―「薔薇盗人」。
リストラされたカメラマンと場末のストリッパーのつかの間の、そして深い哀情「あじさい心中」。
親友の死を前にして老経営者に起きた死生への惑い「死に賃」。
人間の哀歓を巧みな筆致で描く、愛と涙の6短編。
■内容(「MARC」データベースより)■
親愛なるダディ、報告しなければならない出来事が…。
少年から船乗りの父へ宛てた手紙形式の表題作や、リストラされたカメラマンと温泉場で出会った中年女との交情を綴る「あじさい心中」など、魂を揺さぶる6編の短編を収録。
【読んだ理由】
先輩に奨められて。
【印象に残った一行】
『悲しい眸に、バラは咲かない』
【コメント】
私的には「あじさい心中」が、大好きな寅さんと浅丘ルリ子演じるリリィを彷彿させて良かった。また「ひなまつり」も良かった。
各作品もそれぞれ、独自の浅田ワールドに惹き込まれて読ませる。