窓の灯河出書房新社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
大学を辞め、時に取り残されたような喫茶店で働く私。
向かいの部屋の窓の中を覗くことが日課の私は、やがて夜の街を徘徊するようになり夜の闇、窓の灯、ミカド姉さんと男達……ゆるやかな官能を奏でる第42回文藝賞受賞作。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
見知らぬ人たちのシルエットが奏でるゆるやかな官能の響き。
◆内容(「MARC」データベースより)◆
大学を辞め、時に取り残されたような喫茶店で働く私。
向かいの部屋の窓の中を覗くことが日課の私は、やがて夜の街を徘徊するようになり…。
見知らぬ人たちのシルエットが奏でるゆるやかな官能の響き。
【読んだ理由】
「ひとり日和」に続く 青山 七恵作品。
【印象に残った一行】
『それが今日は、お店が休みで、姉さんも寝ているようだし、部屋にいても暑くてしようがないので、ふらりと来てしまったのだ。本屋さんに行くと生まれ変わるといういつかの姉さんの言葉を、少し信じようとして。
このたくさんの本とそれに群がる暑苦しい人々の中で、どうやったら生まれ変わったような気分になれるんであろう。姉さんに聞いてくるんだった』
【コメント】
若い女性の感性が瑞々しいが、いわゆるデビュー作という感じだった。