![]() | 死に支度 |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
【一口紹介】【読んだ理由】
久しぶりの瀬戸内寂聴作品。
【印象に残った一行】
かくなる上は我が将来に待ち受けているものは、老い呆けと死だけである。
辻会計士にせかされまでもんなく、死に支度を急がねばならぬ。
いや、こうして生きている毎日こそが、すでに死に支度にくりこまれているのだ。
書くこともも、人に逢うことも、食べることさえ、まさに死に支度にはいっているのだと思い定めると。妙に心が晴れやかになり、すっきりしてきた。
【コメント】
本の題名に似つかわしくなく、著者の言うとおり読後、妙に心が晴れやかになり、すっきりする。
これは、フィクション?ノンフィクション?