![]() | もし、お釈迦さまに人生の悩みを相談したら |
クリエーター情報なし | |
草思社 |
【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
なぜ私たちは苦悩や不安から逃れられないのか?お釈迦さまが残した言葉をもとに、気持ちが軽くなる考え方・生き方をやさしく説いた“心の救急箱”。
著者について
◆著者について◆
1950年広島生まれ。週刊誌記者をへて作家に。『ヤクザの実戦心理術』『悪の交渉術』『人はカネで9割動く』『成功する人だけが知っている「一万円」の使い方』ほか著作多数。
浄土真宗本願寺派僧侶、保護司、日本空手道「昇空館」館長としての顔も持つ。
【読んだ理由】
知人に薦められて。
【印象に残った一行】
悩みは「選択」にあるのではない
求めて得られぬ「正解」を求めるこころにある
「人生に正解はないにもかかわらず、岐路に立つたびに正解を求めて悩むんだね。そして私たちは、どっちを選択しても、つねに”あっちのほうがよかったかな”と、選ばなかった道に未練を残す。
為すべきことであるならば、それを為すべきである。それを断乎として実行せよ。
求めて得られないにもかかわらず、”正解”を求めることに悩みの根源がある。
眠れぬ者に夜は長く 疲れた者に一里は長い。
真実を知らぬ愚者に生死の道は長い
生きがいを見いだせない仕事はつらく、その一日は長い
人を罵れば罵りを得、怒りを施せば怒りを得
過去を追うことなかれ。未来を追うことなかれ
過去はすでに過ぎ去れり。未来はいまだ来ざりき
ゆえに、ただいま為すべきことを、そのところにおいてよく観察し
揺らぐことなく、動ずることなく、よく見極めて実践せよ
人を励ますのは難しいものだ。「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」というアドバイスは、」いわば”食材”のようなもので、それを口にし、咀嚼し、血肉とするのは当人しかできないことであるからだ。
環境を嘆かず、全力で生きよ
宝石は、どこに転がっていても輝く
善き人々は遠くにいても輝くーー雪を抱く高山のように。
好からぬ人々は近くにいても見えないーー夜陰に放たれた矢のように。
クサる人は、このまま悩みのなかに埋没していって苦しむ。反対に光ダイヤモンドでありたいと努力する人は、必ずや人の目に留まるのである。
【コメント】
当分、著者の向谷さんの著書にお世話になろう。