【 内容】
娼家に働く女の一途なまごころに、虐げられた不信の心が打負かされる姿を感動的に描いた人間讃歌「つゆのひぬま」「武家草鞋」「おしゃべり物語」「山女魚」「陽気な客」「妹の縁談」「大納言狐」「水たたき」「凍てのあと」を収める。
【 著者】
山本周五郎
【読んだ理由】
山本周五郎作品
【最も印象に残った一行】
人間は死んでしまえばそれっきりだ、生きているうちにできるだけ多くのことを経験し、それを楽しみ味わうのが本当だ。
【コメント】
どれもが人間賛歌を歌い上げている作品ばかりだ。因みにつゆのひぬまとは、
梅雨の晴れている間、〝梅雨の干ぬ間〟 ではなく、〝露の干ぬ間〟つまり露が蒸発するまでのほんのつかの間のことです。
梅雨の晴れている間、〝梅雨の干ぬ間〟 ではなく、〝露の干ぬ間〟つまり露が蒸発するまでのほんのつかの間のことです。