日本男道記

ある日本男子の生き様

人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる

2019年04月20日 | 読書日記
人は人を救えないが、「癒やす」ことはできる
クリエーター情報なし
河出書房新社

◆内容紹介◆

第22回 編集者が選ぶ 雑誌ジャーナリズム賞作品賞 受賞!

〈息子を自殺で失った母〉、しかしその実態は「恐るべき怪物」だった。

たった一人の母親が学校を崩壊させた。
不登校の高一男子が自殺した。久々の登校を目前に──
かねてから学校の責任を追及していた母親は、学校に全責任があると校長を殺人罪で刑事告訴する。
人権派弁護士、県会議員、マスコミも加勢しての執拗な追及に、高校は崩壊寸前まで追い込まれ、教師と同級生、保護者たちも精神的に追い詰められていく。
だが教師たちは真実を求め、法廷での対決を決意した。
前代未聞の裁判で明らかになっていったのは、子供を死に追い込んだ母親の「狂気」だった。
どの教育現場にも起こり得る「恐るべき現実」を描ききった
戦慄のノンストップホラーノンフィクション。
「被害者」の皮を被った「加害者」に気をつけろ!

新潮ドキュメント賞受賞
『でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―』
著者の最新刊

≪目次≫
はじめに
第1章 家出
第2章 不登校
第3章 悲報
第4章 最後通牒
第5章 対決
第6章 反撃
第7章 悪魔の証明
第8章 判決
第9章 懲戒
終章 加害者は誰だったのか
事件の経過

◆出版社からのコメント◆
モンスターペアレントという言葉はずいぶん広く使われるようになりました。
しかし、わたしたちは「教育現場の現実」をどのくらい知っているのでしょうか。
本書は、最悪の経過をたどり、長野県の教育史に深く刻まれることになった
「いじめ自殺事件」の真相を描ききるノンフィクションです。
校長が自殺した生徒の母親から殺人罪で起訴される、という出来事はセンセーショナルで、大きく報じられました。
ところが、事件はそうした第一報からかけ離れた結末に至ります。
いったい何があったのか。
膨大な裁判資料を丹念にひもとき、当事者への取材を重ねる中で、著者は「教育現場の現実」を目の当たりにします。
最近ではモンスターペアレントに対して提訴する教師も出てきましたが、
今回の事件のように、保護者から訴えられ、それに対して訴え返し、なおかつ謝罪広告まで求めるという例はおそらく初めてではないでしょうか。
異様な事態に直面した教師たちの苦悩、そして毅然とした闘いぶりは、いまなお最良のケーススタディとして大きな示唆に富むと確信しています。

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
教育現場の「恐るべき現実」に迫る瞠目のルポルタージュ。不登校の高一男子が自殺した。
久々の登校を前に―。かねてから学校の責任を追及していた母親は、校長を「殺人罪」で告訴する。
常識をはるかに超えた執拗な追及に崩壊寸前まで追い込まれた教師たちは、真実を求め、“モンスター”との対決を決意した。はたして加害者は誰だったのか。

◆著者について◆
1956(昭和31)年横浜市生れ。立教大学社会学部卒。
専門誌、編集プロダクション勤務を経て、フリーに。
犯罪、ロシアなどをテーマに取材、執筆活動を行なっている。
2007年『でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―』で第6回新潮ドキュメント賞を受賞。
著書に『スターリン 家族の肖像』(文藝春秋)、
『暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う―』(新潮社)などがある。

【読んだ理由】
書名に惹かれて。

【コメント】
人権弁護士、一部のマスコミ、TV、新聞社の仮面の下のエゴにまみれた醜さが暴かれている。

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