日本男道記

ある日本男子の生き様

29・見附(天竜川図)

2010年05月09日 | 広重東海道五十三次
29・見附(天竜川図)
袋井から六粁で見附宿(現在磐田市)につくが、この宿を出ると、天竜川で行く手を拒まれる。しかし、天竜川は急流なので舟で渡った。この舟渡しの情景を描いたのが、この絵である。東海道には川の絵が多いが、この絵は川の絵の中でも傑作といわれている。それは、霧に煙る遠景の色彩処理と近景の描写にすぐれた広重の手腕が示されているからである。この絵では近景の二艘の渡し舟と、二人の船頭が焦点となっている。しかも一人の船頭のもつ棹が、画面唯一つの縦の線となってこの絵に活を与えている。この構図法は実にすばらしい。この一本のカッキリした直線によって、中景の河原の旅人の群の遠さも生き、さらに川霧に模糊とした対岸の樹木の二段描写が遙かに、遙かに、その遠さを見せている。全体の色彩も実に簡略で、しかも情景美が浮き上がっている。また二人の船頭の描写も巧みである。画題は「天竜川図」であるが、この絵は天竜川にこだわらず、風景画として秀逸である。この図には、遠景の二段のぼかしの下に二本の実線が霞のように入っている図がある。これは校合摺の時に残されたぼかしの当たりであったが、そのまま削り残ってしまったものらしく、後には削られている。

なお、見附と次の浜松の間で、江戸、京都間百二十里の丁度半ばに達する。ちまり江戸へも、京へも六十里のところに中の町がある。
絵の出典:食るり愉るり知多半島

※歌川 広重(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日)
浮世絵師。江戸の町火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師となったが 現代広く呼ばれる安藤広重(あんどう ひろしげ)なる名前は使用しておらず、浮世絵師としては歌川広重が正しいと言える。
天保3年(1832年)秋、広重は幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。
なお、つてを頼って幕府の行列に加えてもらったとの伝承が伝わるが、実際には旅行をしていないのではないかという説もある[2]。 また、司馬江漢の洋画を換骨奪胎して制作したという説もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Daily Vocabulary(2010/05/09)

2010年05月09日 | Daily Vocabulary
9296.be on the skids(落ち目である、下り坂にある)
The economy is on the skids.
9297.mark oneself as(自分が~であることを示す、自分が~と思われるようにする)
An effective way to mark yourself as a company man is to dress the part.
9298.company man(会社人間、経営側につく男性従業員)
He asked to be a good company man.
9299.look the part(それなりの人物に見える)
She may be married to a famous man, but she doesn't look the part.
9300.ingenuity(創意工夫の能力、創造力)
Tell them what to do and they will surprise you with their ingenuity.
NHK WORLD Daily News

今日は母の日長男から妻へカーネションが届いた。

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ザ・前座修業―5人の落語家が語る

2010年05月08日 | 読書日記
ザ・前座修業―5人の落語家が語る (生活人新書)
稲田 和浩,守田 梢路
日本放送出版協会

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【一口紹介】
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
人気と実力で知られる落語界の5人のスターたち。彼らはどのような修業を経て真打になったのか?徹底して叩き込まれる序列への配慮と礼儀。師匠への過剰なまでの気配り。トラブルや危機が起きたときのとっさの判断と対処法。―それぞれの経験をふまえ、独自のしきたりが生き生きと語られるなか、落語への限りない愛情が浮かび上がってくる。“社会の前座たち”に贈る、一人前になるための英知の言葉。

【読んだ理由】
落語ファンとして。

【印象に残った一行】
あまり言い訳に聞こえてしまうのは嫌ですが、新作落語をやる噺家の鼻先には、いつも美味しい古典落語という誘惑のネタがぶら下がっているんです。新作を生みだすのは、すごいエネルギーを使うし、苦しいんです。古典落語は、長い年月を経て磨き抜かれた完成度の高い落語です。必ずお客様に笑ってもらえる、受けることが確実な落語です。苦しさから古典に逃げるような誘惑とも戦わなくてはならないんです。(古今亭昇太)

前座修業とは、いったい何を習い始めるのだろうか、そして、それにはどんな意味があるのだろう。
この問いに、五人の師匠がたが五通りに応えてくださった。
円杖師匠は「夢の実現のために耐える。こういう時期が人生にあってもいい」と語り、正蔵師匠は「いつか心が折れてしまうことがないように修業するのだ」と語った。小三治師匠は「身体を使って物事に相対することを学ぶことであり、いつかそれが落語に表れる」という。それぞれ、じつに示唆に富んだ答えである。
「噺家として、楽屋で師匠がたに、お茶を出したり着物を畳んだりして働くことに意味があったのかわからない。ただ、この時代が落語の修業ではなく人間としての修業時代だということだけははっきりいえる」という昇太師匠の言葉は意味深かった。また、「楽屋仕事のエキスパートになっても意味がない」と談志師匠に教えられた志らく師匠は「自分の頭を使って対処することを身につける時期なのだ」といっている。

【コメント】
『「落語」を楽しむためのミニガイダンス』も巻末にあり落語入門書にもなっている。
落語に興味のある人に一読をおすすめする。
 



Daily Vocabulary(2010/05/08)

2010年05月08日 | Daily Vocabulary
9291.formal attire(正装)
The traditional kimono is still popular both as formal attire and as clothing for the home.
9292.make a comeback (復帰する、盛り返す)
Marathon runner Naoko Takahashi will make a comeback in the Tokyo International Women's Marathon on November 20th.
9293.overdo(やり過ぎる、度を超す)
Just be sure to avoid overdoing it.
9294.dress-down(カジュアルな服装の、普段着の)
The attire is dress-down casual.
9295.resurgence(復活、蘇生)
The once-struggling necktie industry may be enjoying something of a resurgence.
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路の辺の・・・・巻十一・二四八〇 柿本人麻呂歌集

2010年05月07日 | 万葉集
路の辺の・・・・巻十一・二四八〇 柿本人麻呂歌集
路の辺の・・・・巻十一・二四八〇 柿本人麻呂歌集
「路の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻を」

校訂原点(漢字)
「路邊 壹師花 灼然 人皆知 我戀○(女へんに麗)」

現代語訳
「路のほとりに咲く壱師の花のように、はっきりと人はみんな知ってしまった。私のいとしい人を」


Daily Vocabulary(2010/05/07)

2010年05月07日 | Daily Vocabulary
9286.unclear about(~をよく理解していない、~がよくわからない)
There is one thing I am a little unclear about.
9287.dress code(服装規定)
I understand that the office dress code is business casual.
9288.dressed to kill (めかしこんでいる、ばっちり決めている)
She is dressed to kill .
9289.networking(連絡網の形成、ネットワーク作り)
I think networking is vital to your career.
9290.definition(定義)
The definition of business casual can vary from company to company.
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通勤の途中・岡山市西川緑道公園

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Daily Vocabulary(2010/05/06)

2010年05月06日 | Daily Vocabulary
9281.approach(接近する、話を持ちかける)
Dont't hesitate to approach your coworker and ask questions.
9282.confusing(混乱{こんらん}させるような、分かりにくい、入り組んでいる、紛らわしい、ややこしい)
The problem is this confusing software name.
9283.transfer(転勤させる、移転させる)
The branch office was transfer from Tokyo to Osaka this month.
9284.put a face to the name(名前を知っている人の顔がわかる、顔と名前が一致する)
I is nice to be able to put a face to the name after ccorresponding with you by e-mail.
9285.be in a capable hands(有能な人の下にいる)
I am in a capable hands indeed.
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週末、連休を利用した四国巡礼を開始。基本的には歩き遍路の予定。
初回の今回は5/3,5/4の二日間で一番竺和山・霊山寺(りょうぜんじ)~十一番金剛山・藤井寺を歩く。
写真は、十一番金剛山・藤井寺。


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Daily Vocabulary(2010/05/05)

2010年05月05日 | Daily Vocabulary
9276.day one(出社・プロジェクトなどの初日、第1日)
I felt very comfortable to work with them from day one.
9277.get the lay of the land(新しい場所の状況を探る、状況を理解する)
An organization chart which should help you get the lay of the land here.
9278.put a premium on(~を重視する)
We put a premium on interpersonal communication and netwarking.
9279.foster(育む、促進する)
That fosters a productive and pleasant working emvironment.
9280.emphasize(強調する、力説する)
The doctor emphasized the importance of health.
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5/3,5/4と初めての四国巡礼、基本的には歩き遍路の予定。
写真は、第七番光明山十楽寺。

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八いつ第三18

2010年05月04日 | 論語を読む

【原文】
子曰、事君盡禮、人以爲諂也、

【読み下し】
子の曰わく、君に事(つか)うるに礼を尽くせば、人以て諂(へつら)えりと為す。

【通釈】
先生がいわれた、「主君にお仕えして礼を尽くすと、人々はそれを諂いだという。」

【English】
The Master said, "The full observance of the rules of propriety in serving one's prince is accounted by people to be flattery."

『論語』とは、読んで字の如く「論じ語る」、孔子と弟子達や要人達との間に交された対話録。
『論語』は私たちの生き方の原点を見つめた思索の宝庫であり、人間性を磨く叡智が凝縮した永遠の古典。
読めば読むほど胸に深く沁み込む簡潔な言葉の数々。
『孟子』『大学』『中庸』と併せて儒教における「四書」の一つに数えられる。
全20編(学而第一~堯曰第二十) 構成され、編の名称は各編の最初の二文字を採ったものであり内容上の意味はない。
したがって、学而第一から順に読む必要はなくどこから読んでもかまわない。







Daily Vocabulary(2010/05/04)

2010年05月04日 | Daily Vocabulary
9271.rundown(要約、概況説明)
I will give you a more comolete rundown of your responsibilities.
9272.speak of the devil(噂をすれば影)
Speak of the devil, and he is sure to appear.
9273.Welcome aboard.(ようこそ。/入社おめでとう。/我が社へようこそ)
It is great to see you again. Welcome aboard.
9274.updated(最新の)
All the updated information is accessible at the point of sale..
9275.organization chart(組織図)
It includes an updated staff list and an organization chart.
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八俣の大蛇(おろち)退治
(第14回倉敷芸文館備中神楽観賞会 2010/04/29)

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Daily Vocabulary(2010/05/03)

2010年05月03日 | Daily Vocabulary
9266.jitter(神経質、恐怖感)
First-day jitters are nothing to worry about.
9267.security pass(通行証)
Here is your company security pass, which you'll need to enter and leave the office.
9268.alternate(交互に入れ替える)
You can take alternate Friday off by working an additional hour each day.
9269.take someone under one's wing (人の面倒をみる、人を庇う)
Susie will take you under her wing.
9270.overwhelming(人を圧倒するような)
It is all a bit overwhelming.
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八俣の大蛇(おろち)退治
(第14回倉敷芸文館備中神楽観賞会 2010/04/29)

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28・袋井(出茶屋)

2010年05月02日 | 広重東海道五十三次
28・袋井(出茶屋)
袋井宿は掛川から九.七粁で、この絵は宿外れの一風景である。画題は「出茶屋ノ図」であり、出茶屋とは街道の、ところどころに葭簀張りの簡単な休み所のことで、旅人はこうした茶屋で足を休め渇きをいやしたものだ。欝蒼と茂る大樹の下の出茶屋で、飛脚は腰をおろして一服し、駕篭かきの一人は駕篭に休み他の一人は煙草の火をつけている。枝から大薬罐をつるしている茶見世の媼、立ちのぼる薪の煙、まことに野趣横溢の風景である。右手はひらけてとり入れの済んだ野面と村落。左手に絵をよせて、右手の草むらに立てた立札で画面の均衡をはかっている。その立札の上にとまっている燕の姿が印象的で、しかも、この小鳥が、やがてここから去っていくであろう燕であるところに旅情を深く感じさせている。
版元保永堂は、この東海道を出版するに当たって、仙鶴堂の助力を得、合版で十一図(他に岡部の図は仙鶴堂版)出版したが、この袋井の図を最後として合版の印は終わって、以後京都まで、保永堂の単印。つまり保永堂の独力で出版されている。

絵の出典:食るり愉るり知多半島

※歌川 広重(うたがわ ひろしげ、寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日)
浮世絵師。江戸の町火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師となったが 現代広く呼ばれる安藤広重(あんどう ひろしげ)なる名前は使用しておらず、浮世絵師としては歌川広重が正しいと言える。
天保3年(1832年)秋、広重は幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。
なお、つてを頼って幕府の行列に加えてもらったとの伝承が伝わるが、実際には旅行をしていないのではないかという説もある[2]。 また、司馬江漢の洋画を換骨奪胎して制作したという説もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』