<#80 宇宙は粒子に満ちています> 2005.05.11記
一部引用・・
お聞きなさい
私たちは 広大な宇宙のなかに
存在します
宇宙では
形という固定したものはありません
実体がないのです
宇宙は粒子に満ちています
粒子は自由に動き回って 形を変えて
おたがいの関係の
安定したところで静止します
お聞きなさい
形のあるもの
いいかえれば物質的存在を
私たちは現象としてとらえているのですが
現象というものは
時々刻々変化するものであって
変化しない実体というものがありません
実体がないからこそ 形をつくれるのです
実体がなくて 変化するからこそ
物質であることができるのです
お聞きなさい
あなたも 宇宙のなかで
粒子でできています
宇宙のなかの
ほかの粒子と一つづきです
ですから宇宙も「空」です
あなたという実体はないのです
あなたと宇宙は一つです
○これは、生命科学者の柳澤桂子さん(67歳)が訳された「般若心経」の現代詩訳の一部です。
柳澤さんは31歳で発病し48歳からは完全な寝たきり状態になりました。
病床で中村元氏の「般若心経」の現代語訳を10年間繰り返し繰り返し読まれてきたそうです。
この詩訳は「生きて死ぬ知恵」文・柳澤桂子、画・堀文子、小学館刊から引用しました。
私は「般若心経」を中村元氏の現代語訳を読んで始めて、お経は本来仏壇の前やお墓の前だけで称えるものではなく、
ブッダが生きるものへ話された言葉であって、聖書などと同じものなのだと知りました。
日本人は三蔵法師が自国語に訳した、つまりは中国語の「般若心経」を仏教導入以来今に至るまでそのまま使ってきましたが、
中村元氏とこんどは柳澤氏のお蔭でこのような美しい自国語で読むことが出来るようになりました。
何度も読み返しているうちに、この「般若心経」の現代詩訳をついご紹介したくなりました。
◎ハイビジョン特集 いのちで読む般若心経 生命科学者 柳澤桂子 こちら。
一部引用・・・新型コロナウイルスの感染者急増を巡り政府や東京都が発するメッセージについて、医療関係者らから疑問の声が上がっている。重症化リスクの高い高齢者の感染が減っていることなどを念頭に、現状を楽観しているととられかねない発言が相次いでいるからだ。最前線でコロナ対応にあたる都内の保健所の関係者らは「今週になり、夜中まで入院調整ができない事例も出ている」と危機感を強めている。 【承認ワクチン3社】接種間隔や年齢、有効性の違い 菅義偉首相は都内の新規感染者数が過去最多を更新した27日に記者団の取材に応じた。その際、「不要不急の外出を避け、オリンピックはテレビで観戦してほしい」と呼び掛けたが、大会中止の可能性を問われると「人流(人出)も減っている。そこはありません」と否定した。また、東京都の吉村憲彦・福祉保健局長も同日、報道陣に対して「医療提供体制がすぐににっちもさっちもいかなくなって、死者がばたばた出ることは、現状ないと思っている。(報道が)いたずらに不安をあおることはしてほしくない」と述べている。 どちらの発言も、重症化のリスクが高い高齢者の感染者数が年末年始の第3波に比べ減少していることが念頭にあるとみられる。ただ、都内の保健所の職員は「陽性者が出れば全数対応をしなければならない。数が増えれば増えるだけ業務は逼迫(ひっぱく)する」と話す。複数の保健所で感染者への連絡や入院調整に時間がかかり始めているといい、「さばくのに手いっぱい」の状況になっているという。「(東京都などに)緊急事態宣言が出ているのに過去最多の感染者。先が見えない」という不安の声も聞かれた。
政府・都のコロナ楽観発言 医療関係者ら危機感「先が見えない」(毎日新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/haIX1k7p4f
— achikochitei (@achikochitei1) July 29, 2021