2012年10月25日(木)
電車遅らせた最高検公判部長、更迭…総務部異動 読売新聞
2012年10月16日20時32分
最高検は16日、電車のドアにカバンを挟んで発車を遅らせ、警察の事情聴取を受けた岩橋義明公判部長(58)を検事総長による厳重注意処分とした。
これを受け、法務省は同日付で公判部長の職を解き、最高検総務部に異動させた。事実上の更迭となる。検事辞職の意向は示していないという。
発表によると、岩橋検事は9月28日夜、東京・霞が関の庁舎内で飲酒後、帰宅途中の東急田園都市線あざみ野駅(横浜市)で、電車のドアにカバンを数回挟み、発車を4分遅らせた。最高検は「カバンが挟まったのに故意に引かなかった」と認定したが、深酔いしており、「電車を遅らせたり、運行を妨げたりする目的はなかった」と結論付けた。
電車は岩橋検事が乗り換えた隣駅でも発車が遅れたほか、乗り換え前に岩橋検事が乗っていた別の電車でも同じトラブルが起きたが、最高検は「岩橋検事の行為だとは特定できない」と処分の対象としなかった。
☆こんな処分で済ませては、検察という司法組織の規律が保たれるとは思えない。それにしても58歳の最高級検察官がこんな子供じみたことをいくら酒に酔ったからといってやるか??
そのうえ、この新聞はなんの論評も書いていない。仲間内の読売新聞だから無理はないが。しかし元特捜の弁護士落合洋司はこの処分についてこう書いている。常識で考えてもこちらの見方になるのが当然だ。
落合コメント⇒
報道されている行為態様や結果に照らすと、刑法上の業務妨害罪や、軽犯罪法違反(1条31号で「他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害した者」が処罰対象になっています)が成立する可能性が高いと考えられますが、何ら立件せず、ということなのでしょうか。
業務妨害罪までは認定しにくくても、軽犯罪法違反(より軽微な事案に対して適正に取締りを行うために設けられた処罰規定です)を適用してけじめをつける、というのが、法治国家における、最高検公判部長という高位高官にありながらこのような愚かな迷惑行為に及んだ者へのけじめのついた措置ではないかと思います。
下のエントリーの、おそらくは冤罪により泣きながら自白した(させられた)大学生(事件により退学処分になった、とのことです)と比べ、単なる厳重注意(国家公務員法上の懲戒処分ですらなく)、更迭、本人は辞職の意向なし(他の報道によると)で終わり、というのは、あまりにも甘すぎる措置と感じるのは、おそらく私だけではないでしょう。
他人に厳しく身内に甘く、という検察庁では国民の信頼も納得も得られないと思います。
このニュースを聞いた子供から大人に対して、このおじさんは最高検公判部長という偉いおじさんなのに他人に迷惑をかけて叱られ席替えされただけで終わりなの、僕も(私も)悪いことをしても叱られて席替えされるだけで終わりなら悪いことやってみようかな、と聞かれたら、大人は何と答えればよいのでしょうか。
こうして、法治国家は秩序を失い人心も乱れて崩壊して行くのではないかと思います。
国家刑罰権の適正な行使という重要な職務に携わる、その組織の、最高検公判部長という要職にあった者の、この無様な姿、それに対するいい加減な措置は、現在の日本におけるモラルハザードや国としてのあるべき姿の自壊といったことを象徴するものと言えそうです。
引用元
2012年10月16日20時32分
最高検は16日、電車のドアにカバンを挟んで発車を遅らせ、警察の事情聴取を受けた岩橋義明公判部長(58)を検事総長による厳重注意処分とした。
これを受け、法務省は同日付で公判部長の職を解き、最高検総務部に異動させた。事実上の更迭となる。検事辞職の意向は示していないという。
発表によると、岩橋検事は9月28日夜、東京・霞が関の庁舎内で飲酒後、帰宅途中の東急田園都市線あざみ野駅(横浜市)で、電車のドアにカバンを数回挟み、発車を4分遅らせた。最高検は「カバンが挟まったのに故意に引かなかった」と認定したが、深酔いしており、「電車を遅らせたり、運行を妨げたりする目的はなかった」と結論付けた。
電車は岩橋検事が乗り換えた隣駅でも発車が遅れたほか、乗り換え前に岩橋検事が乗っていた別の電車でも同じトラブルが起きたが、最高検は「岩橋検事の行為だとは特定できない」と処分の対象としなかった。
☆こんな処分で済ませては、検察という司法組織の規律が保たれるとは思えない。それにしても58歳の最高級検察官がこんな子供じみたことをいくら酒に酔ったからといってやるか??
そのうえ、この新聞はなんの論評も書いていない。仲間内の読売新聞だから無理はないが。しかし元特捜の弁護士落合洋司はこの処分についてこう書いている。常識で考えてもこちらの見方になるのが当然だ。
落合コメント⇒
報道されている行為態様や結果に照らすと、刑法上の業務妨害罪や、軽犯罪法違反(1条31号で「他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害した者」が処罰対象になっています)が成立する可能性が高いと考えられますが、何ら立件せず、ということなのでしょうか。
業務妨害罪までは認定しにくくても、軽犯罪法違反(より軽微な事案に対して適正に取締りを行うために設けられた処罰規定です)を適用してけじめをつける、というのが、法治国家における、最高検公判部長という高位高官にありながらこのような愚かな迷惑行為に及んだ者へのけじめのついた措置ではないかと思います。
下のエントリーの、おそらくは冤罪により泣きながら自白した(させられた)大学生(事件により退学処分になった、とのことです)と比べ、単なる厳重注意(国家公務員法上の懲戒処分ですらなく)、更迭、本人は辞職の意向なし(他の報道によると)で終わり、というのは、あまりにも甘すぎる措置と感じるのは、おそらく私だけではないでしょう。
他人に厳しく身内に甘く、という検察庁では国民の信頼も納得も得られないと思います。
このニュースを聞いた子供から大人に対して、このおじさんは最高検公判部長という偉いおじさんなのに他人に迷惑をかけて叱られ席替えされただけで終わりなの、僕も(私も)悪いことをしても叱られて席替えされるだけで終わりなら悪いことやってみようかな、と聞かれたら、大人は何と答えればよいのでしょうか。
こうして、法治国家は秩序を失い人心も乱れて崩壊して行くのではないかと思います。
国家刑罰権の適正な行使という重要な職務に携わる、その組織の、最高検公判部長という要職にあった者の、この無様な姿、それに対するいい加減な措置は、現在の日本におけるモラルハザードや国としてのあるべき姿の自壊といったことを象徴するものと言えそうです。
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男女格差 日本は101位に後退 10月24日 7時9分 NHKwebニュース 世界各国の男女の社会的な格差についての調査で、日本は女性の議員が少ないことなどから135か国中、101位と前の年より順位を3つ落とし、依然、低いランクにとどまっています。 各国の政治や経済界のリーダーが集まる「ダボス会議」の主催で知られるスイスの経済研究機関、「世界経済フォーラム」は、政界や経済界への参加や教育の機会などの観点から世界各国の男女の格差について毎年、調査しています。 24日、公表されたことしの調査結果では、対象となった135か国のうち、各分野を通じて男女格差がもっとも少ないとされたのは4年連続でアイスランドでした。 また、2位がフィンランド、3位がノルウェーと、上位は例年通り、北欧諸国で占められました。 一方日本は、前の年より順位を3つ落として101位でした。 これは主要国のなかでは最も低い水準で、報告書では、国会議員や企業経営者に引き続き女性の割合が低いと指摘されています。 アジア・オセアニア地域のなかで最も順位が高かったのは6位に入ったニュージーランド、ついで8位のフィリピンで、このほかイギリスが18位、アメリカは22位、中国は69位でした。 男女格差、日本は101位 主要国で最低評価続く 2012/10/24 08:09 【共同通信】 【ジュネーブ共同】ダボス会議で知られるスイスのシンクタンク、世界経済フォーラムは24日、2012年版の「男女格差報告」を発表、日本は調査対象となった135カ国中101位となり、前年より順位を三つ下げた。順位低下は2年連続。 女性議員が少なく、企業幹部も男性に占められていると指摘。先進国や主要国の中で最低水準の評価が続いている。 首位はアイスランドで、上位は例年通り、北欧諸国となっている。米国は22位で前年より順位が五つ下がった。中国は69位で八つ順位を下げた。アジア太平洋地域ではニュージーランドの6位が最高位。フィリピンが8位で続く。 ☆日本は世界最多かつ最良の資源を持つ国だ。それはまだ地の中に眠らされてほとんど活用されていない。 それは日本の女性力だ。 実は日本の成人男性は、仕事の上でも生活の上でも、日本の女性の優秀さはよくわかっている。 それを知っているだけに、日本の男は徒党を組んで「女はやっぱり視野が狭い」「女はアホや」「男あっての女や」と、長年 女性に対して浴びせかけてきた。 女性の中にはその言葉に洗脳されてしまった人が今も多い。 そのために普通に仕事をしようとする女性の敵が女性だったりする。 しかし、男がそんなセリフで自分を誤魔化していい時代はもう終わっている。 仕事で訪問した多くの中小企業の幹部が同じことを20年ほど前から言っていた。 『責任感がなく、仕事の手順も自分でよう組み立てられないようないい加減な男の正社員より、パートで来てもらっている奥さん方でうちの会社は持ってますんや。女の人はそらええ加減なのもおるけどが、バイトでもパートでも一言で言えば信頼できる人が大半です。』 日本は子供を持っても女性が働ける環境をもっと十分に作れば、あっと言う間にまた経済大国に復帰する。そういう大資源を持っている国だ。 |
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従業員としての女性登用は進んでいるが、管理職の女性はどのくらいいるのだろうか。課長クラス以上で4.6%、部長クラス以上では2.7%にとどまっていることが分かった。経済同友会調べ。 従業員としての女性登用は進んでいるが、管理職の女性はどのくらいいるのだろうか。OECD(経済協力開発機構)加盟国は軒並み30%を超えている中で、日本企業は課長クラス以上で4.6%、部長クラス以上では2.7%にとどまっていることが、経済同友会の調査で分かった。 課長クラスの女性登用をみると、非製造業(6.9%)が製造業(3.6%)に比べて倍近く高い。また取締役(2.6%)においては、社外取締役(4.5%)で女性登用を進めていることが明らかになった。 全文はこちら |
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