お湯の国 日本

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石川節子(この船は・・・石川啄木記念館)

2008年08月09日 | 💖 感動 ‼ 東日本..

映像:石川啄木記念館の寓居前に、妻節子の真新しい歌碑が建っている。

  『この船は 
     海に似る瞳の君乗せて
       白帆に紅の帆章したり』 (石川節子)

啄木の資料を整理し、妻の歌碑を発見。今までその存在に目を向けなかった事を深く反
省。自らも肺を病み幼子を抱え、文無しの啄木に従う生活は如何ばかりか。この歌碑を
詠んで妻節子の素晴らしさを理解できた。この妻が居たから珠玉の作品が生まれたのだ。

天才‣偉人には恐妻・悪妻が多いのが世の常、身近な夫の偉大さを見失う所に夫婦連れ
合の悲劇がある。妻節子はシッカリと啄木を理解し支えた。しかし二人とも27歳で生涯
を閉じる早死であった。美人薄命、天才若死とはこの事也。石川節子という女性に感動

解説:啄木が文学を志し始めた頃を歌ったのだろう。『海に似る瞳の君乗せて』の表現
  は夫の才能を信じ、世間に認められる作家となる様願う、深く愛する心情が伝わる。
参照石川啄木夫妻写真

             

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