放浪の俳人:種田山頭火はやはりこの長州の温泉場にも足跡を残していた。
九州・四国・中国そして関東甲信越まで足を延ばした山頭火も学生時代に
興味を持った俳人。結果藝術的な俳人になったが本人はその日その日暮し。
碑文:『 ほろほろと 酔うて この葉散る 』 (山頭火)
解説:俳句は通常五・七・五なのだが、山頭火は所謂自由律と称し型を破る。
この句に見られる様に、五・三・五となりより直情的に想いが伝わる。
つまり、形を破る事により表現が生き生きとしてくる。果たして種田
山頭火は破っている意識はあったろうか?自然と自由に言葉を発した。
記録:種田山頭火はこの山口県防府市の出身である。九州(日奈久温泉)で
最初にであった山頭火足跡。とうとう、その出身県に辿り着いたのだ。
参照#九州熊本県八代市での山頭火石碑(温泉は良い・・・日奈久温泉)
参照#更に極端(七・七)に自由化した句(山頭火:長崎県島原温泉)