天気予報では、長野市内でもたくさん雪が降るとなっていましたが、いいお天気に恵まれ太陽も顔をのぞかせて過ごしやすい三が日でした。東京から帰省した娘も、思ったより暖かいと言って奥さんと一緒に買い物に出かけて行きました。僕は専ら運転手でしたが、二人が同乗していない際のBGMは、ジェニー・スミスの歌が4曲入っているコンピュレイションCDでした。
JENNIE SMITH (ジェニー・スミス)
FIVE J LADIES SING (NORMA 録音データ不詳)
5人の女性歌手のラジオ放送用音源が収録されたCDです。「J」の頭文字がつく5人が選ばれており、Joanie sommers(ジョニー・ソマーズ)、Jill Corey(ジル・コーリー)、Jennie Smith(ジェニー・スミス)、June Christy(ジューン・クリスティ)、Julie London(ジュリー・ロンドン)の歌が4曲づつ計20曲収録されています。曲目はスタンダードが中心です。
詳しいデータは記載されていませんが、1950年代終わりから60年代初め頃の録音かと思われます。それぞれオーケストラバックの歌で、飛びぬけているのはジューン・クリスティです。しかし、他の4人もなかなかで、なんといっても嬉しいのはジェニー・スミスのボサノヴァが聴けるところです。
ジェニーの4曲は、「I Concentrate on You」、「One Note Samba」、「Quiet Night」、「Nice'n Easy」というもの。息が長いというか、音符の最後までよく伸びる清々とした声で歌っています。「Quiet Night」が、彼女のそのような特質が生かされた好唱だと思います。フランク・シナトラでおなじみの「Nice'n Easy」も、リズムに乗って軽くスイングしています。彼女は同曲をカナディアン・アメリカン盤でとりあげています。
コンピュレイションアルバムは、めったに買いませんが、この5人ともジャズ・ヴォーカルよりの好みの歌手なので躊躇せず購入しました。このうち、ジョニー・ソマーズ、ジューン・クリスティについてはホームページにまとめてあります。よかったら覗いてみてください。近日中にジェニー・スミスについても掲載する予定です。