愛知県豊橋市に所用があって行ってきました。到着時刻がちょうどよかったので、飯田市からJR東海の飯田線を走る特急「伊那路」に乗って行きました。飯田線は、天竜川にそってトンネルと橋梁が続く路線です。2時間半ほどかかりましたが、車両の乗り心地が良くて快適な旅でした。乗客にはお年寄りが目立ちましたが、皆さんかくしゃくとしていらっしゃいました。「Young At Heart」というタイトルです。
ANDY WILLIAMS (アンディ・ウィリアムズ)
YOUNG AT HEART (BounDEE 1960年録音)
ポピュラー・ヴォーカルの大スターであったアンディ・ウィりアムズ(vo)にまさかのジャズ系の録音が残されていたとは驚きました。このCDは2011年12月の発売ですが、コメントをよくいただく、coffee windsさんのお店のCD鑑賞会で、最近取り上げられているのを目にして、購入したものです。ジャズ雑誌のリリース情報もたまに見ているのですが、見逃したのでしょう。
僕は、男性ヴォーカルも聴きますが、限られた歌手に留まっています。マット・デニス、バディ・グレコ、ボビー・ダーリン、ヴィック・ダモンの諸作を中心に、シナトラ、メル・トーメ、ナット・キング・コール、ジョニー・ハートマンといったところです。それにアンディ・ウィリアムズのこのアルバムを加えることができました。
ラジオ用の放送音源から作られたCDです。伴奏は、ハンク・ジョーンズ(p)、マンデル・ロー(g)、バリー・ガルブレイス(g)、エディ・サフランスキー(b)、ボビー・ローゼンガーデン(ds)。この伴奏のメンバーを見ただけでも興味が湧きます。曲はほとんどスタンダードで26トラック、各曲の録音時間は短く、長くて2分半ほどです。珍しいものでは、スティーヴ・アレン作「An Old Piano Plays The Blues」があり、ハンク・ジョーンズ中心の伴奏で歌っていて、なかなかいいムード。
フランク・シナトラの流れを汲んでいると思いますが、洒脱なところがあり、「You'd Be So Nice To Come Home to」や「Bye Bye Blackbird」などはそんな感じです。「But Not For Me」ではメンバーを紹介して、ゆったりスイングし、続く「Lucky Day」は軽快なテンポで明るく歌いあげます。もちろん「The Girl Next Door」といったバラードも歌っています。バラード歌手というイメージの強いアンディ・ウィリアムズですが、ジャズミュージシャンをバックにしたジャジーなものもあったのかと、それだけで喜んでいます。
【JR東海飯田線 特急「伊那路」】