安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ヴィヴィアン・ロード ROUTE 66

2013-03-27 21:51:03 | ヴォーカル(S~Z他)

先日、松本市でかつて一緒に仕事をしていた仲間6人で同窓会を久しぶりにやりました。女性3人のうちの1人が京都市へ転勤になるので、その激励を兼ねたものですが、彼女は京都へいっても、松本の街を忘れずに、また戻ってくると宣言していました。会場のフレンチレストラン「レストロリン」のお料理もたいへん美味しく、いい時間を過ごしました。味わい深いヴォーカル作品。

VIVIAN LORD (ヴィヴィアン・ロード)
ROUTE 66 (CBSSONY 1986年録音)

 Route66vivianlord

ヴィヴィアン・ロード(vo)は、この録音当時は既にベテランの歌手兼ピアニストで、弾き語りなどでクラブ出演を行っていたようですが、録音がそう多くないだけに、この作品は貴重なものとなりました。また、このアルバムは、2013年3月現在、再発されていないので、プレミアムがついているようです。

伴奏陣が豪華です。メンバーは、ヴィヴィアン・ロード(vo)、ケニー・カークランド(p)、アンソニー・コックス(b)、ロニー・バラージ(ds)、ジェリー・ゴンザレス(tp)。ヴィヴィアン・ロードは、ジュリアード音楽院出身なだけに、ピアノの演奏にも長けていたようですが、このアルバムでは歌に専念しています。ケニー・カークランドのピアノにも注目が集まります。

曲はよく知られたスタンダードです。「Route 66」(ルート66)、「'Round Midnight」、「Try A Little Tenderness」、「Blue Skies」、「Gee, Baby Ain't Good to You」、「Trav'lin' Light」、「Black Coffee」、「My Foolish Heart」(愚かなり我が心)、「If You Could See Me Now」、「I Hear Music」の10曲。「Route 66」は、ボビー・トゥループの作詞作曲で、ナット・キング・コールがヒットさせましたが、なんといってもローリング・ストーンズのロック・バージョンがよく知られています。

ヴィヴィアン・ロード(vo)は、潤いのあるアルト・ヴォイスで、フェイクを交えながら快調。中でも、タイトル曲の「Route 66」は、明るくスインギーで、ハイウェイを気持ちよく飛ばしている感じです。ケニー・カークランド(p)の伴奏、ソロも推進力があります。「Blue Skies」も同傾向でさわやかな歌唱。バラードでは、カーメン・マクレーをちょっと想起させるところがあり、「'Round Midnight」や「Black Coffee」をじっくりと聴かせてくれます。前者では、ジェリー・ゴンザレス(tp)のミュート・プレイも効果的。

【レストロ リン プラス ユイット】
長野県松本市にあるフレンチレストラン。ワインなどお酒も豊富。ランチのコースで、サラダ、お魚料理、お肉料理、デザートなど美味しかった。

住所:長野県松本市大手3-2-27 松本城大手門駐車場北棟1F
電話:0263-32-8911
営業:11:30~13:30(L.O)、17:30~22:00(L.O) 月曜定休
http:http://restrorin.com/

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