安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ボブ・ロックウェル IT'S ALL RIGHT WITH ME

2013-07-07 10:06:28 | テナー・サックス

信州黄金シャモのお肉を使ったレトルトカレーを阿智村在住の知人からいただきました。信州黄金シャモは、シャモと名古屋種を掛け合わせた地鶏だそうで、長野県内だけで生産されているそうです。その方は、毎年3500羽を生産し、そのまま出荷するほか、カレーや赤ワイン煮など加工品を販売しています。塩だけで食べる焼鳥が最も美味しいとのことですが、このカレーもお肉がたくさん入っていて、かなり満足しました。「IT'S ALL RIGHT WITH ME」というタイトルのCD。

BOB ROCKWELL (ボブ・ロックウェル)
IT'S ALL RIGHT WITH ME (Marshmallow 1990年録音)

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ボブ・ロックウェル(ts)については、昨年の横浜における公演を聴いて、そのしっかりとした吹奏に感銘を受けました。このアルバムは、ピアノにデューク・ジョーダンが座っているところから、興味が湧いて入手したものですが、曲目にもポピュラリティがあって、親しみやすい作品です。

メンバーは、ボブ・ロックウェル(ts)、デューク・ジョーダン(p)、イェスパー・ルンゴー(b)、オーア・タンゴー(ds)で、ロックウェルとジョーダンは、米国からの移住です。録音は、日本のマシュマロレーベルによりデンマークのコペンハーゲンで行われています。

曲は、スタンダードナンバーが、「It's All Right With Me」、「Get Out of Town」、「A Weaver of Dreams」、「Prisoner of Love」、「These Foolish Things」で、それに、ソニー・ロリンズの「Bluesnote」、ソニー・スティットの「Sonny Side」の全7曲。コール・ポーターの作品を2曲取り上げるとともに、ロリンズ、スティットというサックス奏者の作品を取り上げています。

ロックウェルは、コルトレーン派のテナー・サックス奏者と言われますが、しっかりとテーマを演奏するところや、悠然としたテンポにデクスター・ゴードンを想いおこすところがあります。「It's All Right With Me」は、通常はアップテンポで扱われますが、ここではミディアム・テンポでやっていて味わい深い曲になっています。バラードの「A Weaver of Dreams」や「These Foolish Things」などもゆったりと歌っています。ジョーダン(p)のしみじみとしたアドリブやルンゴー(b)の力強いプレイも光ります。

【信州黄金シャモカレー】

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  問合せ先: 地どり屋 コッコ TEL 0265-25-4164