栽培が難しいといわれる、ジャパニーズ・プラム(スモモ)の貴陽をいただきました。貴陽は、世界で最も大きいスモモとして人気があるそうです。糖度は16~18度あり、甘味が多く、少し酸味もあってジューシーで、まだまだ暑いこの時期に相応しい頗る美味しい果物でした。甘さだけではないヴォーカル。
MARILYN MOORE (マリリン・ムーア)
MOODY (BETHLEHEM 1957年録音)
マリリン・ムーア(vo)の唯一のリーダー作で、ビリー・ホリデイが歌ったものを中心としてとりあげたアルバム。ムーアは、ビリー・ホリデイに傾倒していたので、歌唱もビリーを想い起こさせるものです。僕はビリーは、あまり得意ではないので、このアルバムも買おうかどうか迷ったことがあります。しかし、伴奏陣が一流で、明るい曲調の歌もあり、結果的に手元に置いてあります。
メンバーは、マリリン・ムーア(vo)、ジョー・ワイルダー(tp)、アル・コーン(ts)、バリー・ガルブレイス(g)、ドン・エブニー(p)、ミルト・ヒントン(b)、オシー・ジョンソン(ds)。ジャケットに写っていますが、当時の旦那さんのアル・コーンが全面的に協力していたものと思われます。また、あまり録音の多くない、ジョー・ワイルダーのトランペットを聴けるのも嬉しいところです。
曲は、スタンダード中心です。「I'm Just A Lucky So and So」、「Ill Wind」、「If Love is A Trouble」、「Is You Is Or Is You Ain't My Baby」、「Born to Blow The Blues」、「Lover Come Back to Me」(恋人よ我に帰れ)、「You're Driving Me Crazy」、「Trave'lin' All Alone」、「I Cried For You」(君に泣く)、「Leavin' Town」、「Trouble is A Man」、「I Got Rhythm」の12曲。ジョージ・ラッセル作「Born to Blow The Blues」や、ジョージ・ハンディ作の「If Love is Trouble」と「Leaving' Town」は珍しい。
全体のムードは、ブルーなトーチソングというところでしょうか。若干暗めの歌が多いですが、「If Love is Trouble」や「Leavin' Town」が、ゆったりと静かに歌われていてよく、「Is You Is or Is You Ain't My Baby」や「I Cried For You」はスインギーに歌われ、ワイルダー(tp)やアル・コーン(ts)のソロも聴かれます。声の質や歌い方は、ノスタルジアを感じさせ、ビリー・ホリデイを髣髴とさせますが、ビリーより明るめです。
【貴陽】
長野県下伊那郡松川町産です。果肉は黄色で、ジューシーでちょっと驚きました。