先週の日曜日、父が蕎麦を食べたいと言うので、安曇野市からちょっと足を伸ばして、松本インターの近くにある「榑木野」という蕎麦(兼うどん)屋に行ってきました。このお店は、県外にも名前が知られているようで、次々とやってくる車は県外車が多いようです。僕は、「穴子天ざるそば」をいただきましたが、蕎麦の盛りがよく、天ぷらも大きいので、満腹になりました。盛り沢山な内容の作品。
KENNY CLARKE - FRANCY BOLAND (ケニー・クラーク、フランシー・ボラーン)
THE GOLDEN EIGHT (BLUE NOTE 1961年録音)
ブログ・タイトルではケニー・クラークをリーダーとしましたが、フランシー・ボラーンとの双頭バンドです。ヨーロッパ在住のミュージシャンによりケルンで録音されたもので、ブルーノートがテープを買い取って発売したものです。僕がこれを入手したのは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)の渡米前の録音が聴けるせいですが、ボラーンによるフレッシュな作編曲やメンバーの良さもあって、入手した日本盤LPをたまに聴いています。
8人編成のコンボによる演奏です。メンバーは、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)、Raymond Droz(alto horn)、Chris Kellens(bariton horn)、デレク・ハンブル(as)、カール・ドレヴォ(ts)、フランシー・ボラーン(p)、ジミー・ウッド(b)、ケニー・クラーク(ds)。楽器編成が面白く、トロンボーンの代わりというわけではないのでしょうが、アルト・ホルンとバリトン・ホルンが入っています。ダスコのプレイが注目されますが、ハンブル(as)やドレヴォ(ts)も活きのよいソロをとっています。
曲は、ボラーンの自作が、「La Campimania」、「High Notes」、「The Golden Eight」、「Strange Meeting」、「Dorian 0437」、「Basse Cuite」の6曲、スタンダードが、「Gloria」、「Softly As In A Morning Sunrise」(朝日のようにさわやかに)、「You'd Be So Nice To Come Home To」、「Poor Butterfly」の4曲。編曲は、フランシー・ボラーンが担当しています。
後のビッグバンドの原型バンドですが、編成が少ない分、個人のソロに焦点が当てられています。デレク・ハンブル(as)の「Gloria」や「Golden Eight」におけるソロ、ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)の「Dorian 0437」におけるソロ、そして注目したいテナー奏者のカール・ドレヴォ(ts)の「You'd Be So Nice To Come Home To」におけるソロと、はつらつとして闊達なプレイが収録されています。「Poor Butterfly」では、フランシー・ボラーン(p)の編曲により、スローテンポでその美しいメロディーを味わうことができます。
【榑木野】
住所:長野県松本市島立859番地
お店のホームページ:榑木野ホームページ