安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

大口純一郎トリオ 長野市バックドロップライブ

2014-09-16 22:36:32 | 演奏会・ライブ

先週の金曜日(9月12日)、長野市のバックドロップ主催の「大口純一郎トリオ」のライブに行ってきました。店内は、約20名のお客様で、始まる前の会話からは、楽器をやっている人が多そうでした。男女問わず若い人が目立ちましたが、飛び切り若かったのは、最前列に座った中学生くらいの男子で、どうやらドラムを習っているようです。若い人が聴きに来ていることは、日本のジャズシーンにとって心強いことです。

メンバーは、大口純一郎(p)、米木康志(b)、本田珠也(ds)。いずれも名の通った強力なミュージシャンです。「Stella by Starlight」(星影のステラ)で演奏がスタート。大口のきれいな前奏から、テーマ、アドリブと快調でした。他に、「ミスター・ピー・シー」、「チェルシー・ブリッジ」、「大口純一郎の新作」などで、各人のソロ・スペースをたっぷりとってあり、1曲の演奏時間はかなり長めでした。

ビル・エヴァンス的響きや、セロニアス・モンク的なタイミングや抽象的なアドリブ、そして本田の繊細にして強力なドラムスなど、モダン・ジャズのエッセンスが詰まったような演奏でした。大口純一郎は、ベテランのピアニストですが、フレッシュなプレイぶりで、お客様の拍手も多く、満足された方が多かったように思います。僕は、「チェルシー・ブリッジ」が落ち着いた演奏で特に気に入りました。

先々月、同じ会場で、スガダイロー(p)・トリオのフリーがかったライブも聴きました。今回のものも合わせて、面白くてよかったのですが、音量も大きく、年齢の高い僕にとっては、どちらのライブも前半はともかく、後半はちょっと疲れがきました。次は、都会のジャズクラブで、スタンダード中心のヴォーカルやピアノを、美味しい食事とともにゆったりと楽しみたいと贅沢なことを考えつつお店を後にしました。

【大口純一郎トリオ at  backdrop】

お店のホームページ:バックドロップホームページ

暗い中スマホでとったため、完全にボケています。

      Ooguchijunichirou20140912
            大口純一郎(p)

      Komekiysushi20140912
            米木康志(b)

      Hondatamaya20140912
            本田珠也(ds)