安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

リチャード・グラサー MEETS "THE LEGEND" CLARENCE WEBB

2014-09-17 22:54:33 | ピアノ

所用で東京へ行ってきました。夕方からは、新宿伊勢丹近くにある洋食店「満天屋」で高田馬場に住んでいる子供と食事。御茶ノ水に移動し、ディスクユニオン「Jazz Tokyo」でCD、LPを買い、ライブハウス「NARU」で、山口真文(ts)の演奏を聴き、午後10時過ぎに線路沿いに歩いて、秋葉原ワシントンホテルに戻りました。秋葉原に泊まったのは初めてですが、JRや地下鉄で都内各所に行くのに便利で、さらに御茶ノ水や神田は徒歩圏内なので、気に入りました。購入したCDです。

RICHARD GLASER (リチャード・グラサー)
MEETS "THE LEGEND" CLARENCE WEBB (richardglasermusic 2012年録音)

   Meetsclarencewebbrichardglaser

 

Jazz Tokyoの店頭では、売れ筋や売りたいCDをかけて流していますが、僕が入店した時に、このCDの「The Good Life」がかかっていました。メンバーの名前は聞いたことがありませんでしたが、テナーのサウンドが昔風なのに惹かれて購入したものです。ピアニストがリーダーですが、テナー・サックスのアルバムといってもいいものです。

メンバーは、リチャード・グラサー(p)、クラレンス・ウェブ(ts)、Geoff Rakness(b)、Mark San Filippo(ds)。リチャード・グラサーは、1974年生まれで、南カルフォルニア大学を卒業し、アメリカ西海岸のクラブやレストランにピアノ・トリオで出演しているようです。グラサーは、エリック・リードやビリー・チャイルズに教えを受けています。クラレンス・ウェブは、ロスアンジェルス在住で60年のキャリアがあるサックス奏者です。60年間もプレイしていますから、”The Legend”というに相応しいですね。

曲は、スタンダードが、「Willow Weep For Me」(柳よ泣いておくれ)、「I Could Write A Book」、「Who Can I Turn To?」、「How About You?」、「The Good Life」、クラレンス・ウェブのオリジナルで「Webbing」、タッド・ダメロン作「Our Delight」、ビリー・エクスタイン作「Second Balcony Jump」の全8曲。スタンダード、ジャズ・オリジナルともに親しみやすい曲が多いです。

1950~60年代ジャズの雰囲気が漂っています。クラレンス・ウェブ(ts)のプレイには、デクスター・ゴードンからの影響があり、「Willow Weep For Me」では、ゴードンの前奏を使っています。また、リチャード・グラサー(p)も「I Could Write A Book」における軽快なプレイなどちょっとウィントン・ケリーを髣髴とさせるところがあります。ウェブのやや掠れたトーンで演奏されるスローテンポの「Who Can I Turn To?」や「The Good Life」など、なごみ系でもあり、買ってよかったアルバム。

【御茶ノ水~神田界隈】

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ライブハウス「御茶ノ水NARU」入り口。サックスの看板が目立ちます。

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当夜は山口真文(ts)カルテットの出演でした。NARU店内は暗いので、僕のデジカメではここまで。

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マーチエキュート神田万世橋。万世橋高架橋が商業施設「マーチエキュート神田万世橋」として整備され、2013年9月にオープン。旧万世橋駅の遺構を活かしながら、カフェやショップが入居するほか、神田川を活かした親水デッキも設置されています。
 

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マーチエキュート神田万世橋。昼間撮ったものです。

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夜の万世橋。手前左が、マーチエキュートの万世橋側入り口。

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マーチエキュートのデッキから撮った、昼の万世橋。向かい側は秋葉原です。

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飲食店が並ぶ、マーチエキュート表側。