友人から、軽井沢町発祥の丸山珈琲のブレンド(粉)をいただきました。さっそく、淹れて飲みましたが、すっきりとして美味しい。妻もこの珈琲は美味しいと、珍しく賛意を唱えています。従業員がバリスタ世界選手権に優勝したこともあって、丸山珈琲の知名度は全国的に上がっているようです。珈琲タイムに相応しい優しげなピアノを。
JAN LUNDGREN (ヤン・ラングレン)
PLAYS COLE PORTER LOVE SONGS (Marshmallow 2006年録音)
ヤン・ラングレン(p)のコール・ポーター作品集です。曲目はおなじみのものばかりなのですが、5曲で全く聴いたことのないヴァースが演奏されていて、非常に驚きました。しかも、演奏の密度が濃くて、ラングレンの作品中でも大事にしたいアルバムです。
メンバーは、ヤン・ラングレン(p)、イェスパー・ルンゴー(b)、アレックス・リール(ds)。3人ともデンマークのミュージシャンです。ラングレンのマシュマロ・レーベルにおける7作目だそうですが、ルンゴー、リールと組んだトリオは、最高の組み合わせです。そして、本CDは録音がよいことも特徴で、ピアノの音の強弱、減衰がとらえられ、ベースやドラムスの音もくっきりとしています。
コール・ポーターの作品集です。ヴァースも演奏されているのが、「When Loves Comes Around」、「At Long Last Love」、「What is This Thing Called Love」(恋とはなんでしょう)、「Easy To Love」、「I Love You」の5曲です。他に、「I Love Paris」、「You'd Be So Nice To Come Home To」(帰ってくれれば嬉しいわ)、「So In Love」、「Everytime We Say Goodbye」(いつもさよならを)、「Love For Sale」(恋の売り物)、「True Love」の6曲で全11曲。
ラングレン(p)が、響きを大事にしながら丁寧に弾いています。「What is This Thing Called Love」のヴァースは、ポーターならではの美しいメロディで、それをはじめ5曲のヴァースを世に出しただけでも意義があります。また、演奏は派手なことはやっていませんが、曲の良さを引き出しています。冒頭の厚みのある和音ですぐに惹きこまれる「I Love Paris」、この上なくロマンティックな「When Loves Comes Around」、リラックスしたリズムも心地よい「At Long Last Love」など、じっくりと楽しみたいアルバム。
【丸山珈琲】
お店のホームページ:丸山珈琲