先日、諏訪郡原村へ行ってきました。原村は、仕事で何回も訪れているのですが、いつも慌ただしくて、今回初めて、ビューポイントの「まるやち湖」へ寄ることができました。この場所からの眺望は最高で、八ヶ岳のすべてが見渡せる素晴らしいものです。「まるやち湖」の近くには、別荘やペンションがあって、庭の手入れや散歩をしている方が目に付き、定住している人も多いのでしょう。良く手入れされた住宅地であるコンコード市のジャズ・フェスからスタートしたレーベル。
HERB ELLIS (ハーブ・エリス)
JAZZ / CONCORD (Concord 1972年録音)
1969年にコンコード市の活性化のために、カール・ジェファーソン(大手自動車ディーラー)は、サマー・ジャズ・フェスティヴァルを同地で始めます。プロモーションの一環として録音も行われ、その記念すべき第一作がこのアルバムです。僕は、日本盤が発売された当時、NHKFMのジャズ・フラッシュという番組でこれを聴いて、レコード店に買いに走りました。
メンバーは、ハーブ・エリス(g)、ジョー・パス(g)、レイ・ブラウン(b)、ジェイク・ハナ(ds)。左チャンネルからエリス、右チャンネルからパスの音が聴こえるので、二人の区別がつきます。これらのミュージシャンをはじめ、同レーベルのソフトでスイングしている演奏の多くは、昔からのジャズファンにも好感を持って迎えられました。最近、コンコード・レーベルの廉価盤CDが発売されたので、何枚か購入しました。
曲は、スタンダードが主です。スタンダードが、「Look For The Silver Lining」、「Shadow of Your Smile」(いそしぎ)、「Honeysuckle Rose」、「Georgia On My Mind」(我が心のジョージア)、「Love For Sale」(恋の売り物)、コールマン・ホーキンス作「Stuffy」、ハーブ・エリス作「Good News Blues」、「Bad News Blues」、レイ・ブラウン作「Happiness is The Concord Jazz Festival」の全9曲。聴いてみると、2台のギターにうってつけな曲が選ばれているように感じます。
エリス(g)とパス(g)が協調したギター2台のからみは、よくスイングし楽しいものですが、イントロなどノン・ビート部分のやりとりも丁々発止で素晴らしい。二人の奏でるイントロからノックアウトされる「Look For The Silver Lining」、二人が急速フレーズを繰り出して、スピード感抜群の「Happiness is The Concord Jazz Festival」、レイ・ブラウン(b)のベースに乗ってスイングしまくる「Stuffy」、リラックスした「Georgia On My Mind」などよいです。
【まるやち湖など原村景色】
原村紹介ホームページ:原村観光連盟ホームページ