めっきり寒くなり、夕食に温かい鍋物やお酒がほしくなりました。ワインもいいねというとこになり、安曇野市の自宅から車で30分のところにある「安曇野ワイナリー」の売店に行ってきました。自宅用なので、値段も手ごろな2013年産のコンコード(辛口)にしましたが、なかなか美味しく、食事の方も進みました。食事のあとはコーヒーで。
NICKI PARROTT (ニッキ・パロット)
BLACK COFFEE (Venus 2009年録音)
ベースを弾きながら歌う、ニッキ・パロットは、この10月に来日公演を行っていますが、好評のようでした。僕は聴きにいかなかったのですが、改めて彼女の歌声をCDで聴いてみました。このアルバムは、第1曲目の「Dark Eyes」の出だしが、弓弾きのベースと彼女のハミングで演奏されます。実は、この組み合わせの音が嫌いな僕は、購入した時に出だしをちょっと聴いただけで、放り出してしまい、ずっと放置していました。
ところが、今回聴いたら、2曲目の「Black Coffee」(ブラック・コーヒー)をはじめ、惹きつけられるトラックがありました。せいてはいけませんね。メンバーは、ニッキ・パロット(vo,b)、ハリー・アレン(ts)、リサ・パロット(bs,ss,bass clarinet)、ジョン・ディ・マルティーノ(p)、ポール・マイヤー(g)、ディオン・パーソン(ds)。リサ・パロットのバスクラが「Black Coffee」で聴けますが、曲想にあっていて、たいへん効果的です。
ペギー・リーやジュリー・ロンドンが歌った有名曲が多いです。「Dark Eyes」(黒い瞳)、「Black Coffee」、「Why Don't You Do Right」、「Alright, Okay, You Win」、「Don't Smoke In Bed」(ベッドで煙草を吸わいで)、「Fever」(フィーバー)、「Go Slow」、「Hallelujah, I Love Him So」、「I've Got My Love To Keep Me Warm」(恋に寒さを忘れて)、「Just One More Chance」、「No Moon At All」(月とてもなく)、「Our Day Will Come」、「So In Love」、「Where or When」(いつかどこかで)、「When I Fall In Love」(恋に落ちた時)と、15曲収録されています。
僕が放り出してしまった1曲目の「Dark Eyes」も冒頭を除けば悪くなく、他の曲も伴奏もあいまって、スイングし、グルーヴが感じられます。「Black Coffee」や「No Moon At All」といったスタンダードはもちろんよいのですが、特筆すべきは、ジョー・ウィリアムスの歌でおなじみの「Alright, Okay, You Win」やレイ・チャールズの「Hallelujah, I Love Him So」で、後を引くようなルーズな乗りをみせて、抜群の雰囲気を醸し出しています。
【安曇野ワイナリー】
住所:長野県安曇野市三郷小倉6687-5
電話: 0263-77-7700
ホームページ:安曇野ワイナリー株式会社
自社のブドウ畑です。
ワイン用ブドウがたわわに実っています。
売店の入り口。併設してレストランもあります。
ショップ内部。試飲コーナーに人が集まっています。
ワイナリーの横を流れる川。ずっと後ろは北アルプス。
購入したワインです。2013年産コンコードで、長野県原産地呼称管理委員会の認定品のシールが貼ってありました。