先日、バリューブックスが経営する上田市のブックカフェ「NABO」(ネイボ)に入りました。天龍村中井侍で作っている緑茶を注文しましたが、美味しくて懐かしい味がしました。「温故知新」という言葉を連想させる作品。
MILT JACKOSN (ミルト・ジャクソン)
GOODBYE (CTI 1972、73年録音)
ミルト・ジャクソン(vib, 1923~99年)は、モダン・ジャズ・カルテット(1952年~74年、81年に再結成)の一員でしたが、1974年に退団しています。ロックほど稼げないのがその理由だそうですが、ロックに行くこともなく、退団前には、CTIでジャズ寄りのアルバムを作っていて、これはその2作目。
メンバーは、ミルト・ジャクソン(vib)、ヒューバート・ロウズ(fl)、シダー・ウォルトン(p, ep)、ロン・カーター(b)、スティーヴ・ガッド(ds)。曲順4の「SKJ」は、ミルト・ジャクソン(vib)、フレディ・ハバード(tp)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、ビリー・コブハム(ds)、ドン・セベスキー指揮のオーケストラ。
曲目は次のとおり。
1 Detour Ahead (Lou Carter)
2 Goodbye (Gordon Jenkins)
3 Old Devil Moon (Burton Lane)
4 SKJ (Milt Jackson)
5 Opus De Funk (Horace Silver)
ミルト・ジャクソン作曲「SKJ」のみフレディ・ハバード(tp)やオーケストラが参加して、1972年12月の録音。前作の「Sunflower」と同じ時期。その他の4曲は1973年12月録音で、スタンダード曲ばかりです。
ミルト・ジャクソン(vib)の70年代前半のCTIレーベルへの録音は、1975年以降のパブロや、60年代後半のインパルス等への録音と異なり、編成や楽曲など特徴がありますが、振り返ると、良いものを残してくれたように思えます。このアルバムでは、ミルトは糸を引くような長い音符を使い、「Detour Ahead」や「Goodbye」で浮遊感漂うソフィスティケイトされた演奏を繰り広げます。「Opus De Funk」では、ミルトとヒューバート・ロウズ(fl)がストレートにプレイしていて、これも楽しめます。
(参考)「Goodbye」が聴けます。
Goodbye - Milt Jackson (1974) - YouTube
【BOOKS & CAFE NABO(ネイボ)】
住所:長野県上田市中央2丁目14−31
電話:0268-75-8935
ホームページ:BOOKS & CAFE NABO | 株式会社バリューブックス (valuebooks.jp)
本と茶「NABO」by VALUE BOOKS | Facebook
駐車場から入口へ。
店内。右側のカウンターに腰かけました。
Tシャツなどもあります。
器の販売
古本を主体に新刊もあるようでした。全て購入できます。
「今週の新入荷本」というコーナーも。
漫画本も入荷することがあるようです。月間漫画「ガロ」がありました。
通りに面した席
緑茶を注文。お茶うけのお菓子(揚げたサツマイモ)がついてきました。珈琲はメニューにはありません。
お茶の説明。長野県下伊那郡天龍村産のお茶で、多分、中井侍で作られているものだと思います。
お湯をポットにいれて持ってきてくれるので、3杯くらいは飲むことができます。
NABOの外観。通り沿いから眺めたところで、右に駐車場があります。