安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

草津夏期国際音楽フェスティヴァル演奏会【西村朗:「神秘的合一」、モーツァルト:フルート協奏曲(K.H.シュッツ(fl)他】

2024-08-18 19:30:00 | クラシック演奏会

8月17日(土)に、初めて草津夏期国際音楽フェスティヴァルに出かけ、オープニングコンサートを聴きました。

   

チラシ表

(出 演)

オルガン:クラウディオ・プリツィ
ピアノ:高瀬アキ
フルート:カール・ハインツ・シュッツ
指揮:飯森範親
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:福田俊一郎)

クラウディオ・プリツィさんは、イタリア出身で、オルガン、チェンバロ、指揮者として演奏活動を行い。レパートリーは、後期ルネサンスから前衛音楽までと広い。フランチェスコ・モルラッキ音楽院教授。カール・ハインツ・シュッツさんは、シュツットガルトフィル、ウィーン交響楽団を経て、現在、ウィーンフィルの首席ソロ・フルート奏者。飯森さんは、現在、群響常任指揮者、パシフィックフィルハーモ二ア東京音楽監督、日本センチュリー響首席指揮者、山響桂冠指揮者などを務め、CDも多数。

(曲 目)

西村朗 / オルガンのための幻想曲(2017)
西村朗 / 「ヴィシュヌの化身」第6曲「カルキン」(2002)
西村朗 / ピアノとオーケストラのための「神秘的合一」(2023) 

〈休憩〉

モーツァルト / フルート協奏曲  第2番  ニ長調  K.314  (285d)
ドビュッシー / シランクス (カール=ハインツ・シュッツ(fl)さんのアンコール曲)(曲名が違うかもしれませんが。)

モーツァルト / 交響曲  第40番  ト短調  K.550

(感 想)

演奏会の前半は、昨年お亡くなりになったこの草津国際アカデミーの西村朗音楽監督の追悼演奏でした。『オルガンのための幻想曲』は、プリツィさんのリードオルガンが文字通り幻想的で、『ヴィシュヌの化身』第6番と「神秘的合一」は、高橋アキさんの超絶的な演奏がすごかった。

モーツァルトのフルート協奏曲第2番のソリストは、ウィーンフィルのカール=ハインツ・シュッツ。長身でスマートな身体からの豊かな音量と、金属的でない柔らかめな音色が素晴らしく、飯森さん指揮の群響の伴奏もよくて、ずっと耳を傾けっぱなしでした。

モーツァルトの交響曲第40番は、名曲中の名曲なので、それだけで良かったのですが、弦の響きがもう一つという感じでした。いつもは、高崎芸術劇場で聴いているので、ホールの響きのせいかもしれません。草津町は、意外と近いので、また出かけたいと思います。

(演奏写真 群響facebookからお借りしました。)

   

草津音楽の森国際コンサートホール外観。

高瀬アキ(p)、飯森範親(指揮)群馬交響楽団

   

高瀬アキさんと飯森範親さん。

カール=ハインツ・シュッツ(fl)と群響。

   

飯森範親さんとカール=ハインツ・シュッツ(fl)さん。

(カール=ハインツ・シュッツさんのプロフィール)

【草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル ホームページ】

草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル (kusa2.jp)

【群馬交響楽団】

住所:群馬県高崎市栄町9-1 高崎芸術劇場3階
電話:027-322-4316
ホームページ:群馬交響楽団 (gunkyo.com)



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