先々週の土曜日、数年ぶりに長野市稲葉上千田にある喫茶店「LALALU (ララルー)」に入りました。土曜は、ランチセットがないので、スパゲッティを頼み、食後に珈琲も付けてもらいました。ハンバーグやオムライス、スパゲッティなどメニューは豊富で、洋食屋といってもおかしくありません。気軽に使えて、読書にも向いていたので、飯田市に単身赴任する時までは、たまに寄っていました。久しぶりに懐かしいアルバムを。
DONALD BYRD (ドナルド・バード)
BYRD JAZZ (Transition 1955年録音)
トランジションに録音されたドナルド・バード(tp)の初リーダー作です。トランジションには3枚のバードのアルバムがありますが、これだけ権利がデルマーク・レーベルに売り渡されていたので、なかなか再発されずにいたものです。僕のものは、日本のノーマレーベルから出されたLPですが、現在はCDがフレッシュ・サウンドレーベルから発売されているので、容易に手に入ります。
デトロイトの「New World Stage」というクラブでライブ録音されたもので、メンバーも同地で活動している人です。ドナルド・バード(tp)、ユセフ・ラティーフ(ts)、ベルナ―ド・マッキーニ(ユーフォニウム)、バリー・ハリス(p)、アルヴィン・ジャクソン(b)、フランク・ガント(ds)。ユーフォニウムが加わってライブに臨んでいるのはユニークです。会場からは拍手や歓声が上がり、熱気が感じられます。
曲は、「Parisian Thoroughfare」、「Yusef」、「Shw Nuff」、「Blues Walk」、「Torsion Level」、「Woody'n You」、「Dancing in The Dark」 。パウエル作の「Parisian THroughfare」やクリフォード・ブラウン作の「Blues Walk」を演奏していて、バードがクリフォード・ブラウンに傾倒していたことがわかる選曲です。 「Yusef」はユゼフ・ラティーフ作のバラードで、彼のフューチャーナンバーです。
ドナルド・バード(tp)の若々しいプレイが楽しめます。「Parisian Thoroughfare」と「Blues Walk」では、バード(tp)のプレイにクリフォード・ブラウンを想い出し、ユーゼフ・ラティーフ(ts)のソロもよく歌っています。バラードの「Yusef」では、ラティーフ(ts)が堂々としたグルーヴ感いっぱいのプレイをしています。サウンドにまとまりがあり、各人のソロも聴きごたえのある「Dancing in The Dark」でライブは幕を閉じます。バリー・ハリス(p)は、既にスタイルが確立しているかのようで、落ち着いたプレイぶりです。
【喫茶店ララルー】
住所:長野市稲葉上千田314-1
電話:026-224-3720
営業: 平日11時~21(LO20時)、土曜日11時~14時(LO13時30分)
定休日:日曜日祝日
大きな看板はなく、知らなければ通り過ぎてしまうような外観です。
珈琲が、サーバーにも入ってきて、サービスがよかった。
ユーフォニウムですが、トロンボーンみたいといえばよいでしょうか、アンサンブル、ソロともに違和感をさほど感じません。
もうひとつの、クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ、グループといった演奏が楽しめて、昔のライブなので音質が若干劣るかもしれませんが、いいアルバムだと思います。ジャケットのデザインも気に入っています。
このアルバム、前から気にはなっていたんですが、ユーフォニウムというのも気にかかっていて ・・・・ (笑)
ユーゼフ・ラティーフが入っているのも興味深いですし、さらにバリー・ハリスまで ・・・・・・・・ でも、ユーフォニウムが(笑)
You Tubeででも探して聴いてみることにします.