11月の連休最後の4日に、音が良くなっていると思うので、聴きにきてといわれて、Iさん宅を訪れました。ほぼ、一年ぶりでしたが、スピーカーのタンノイはじめ基本的な機器は変更ありません。
ところが、特にクラシックの弦や木管楽器の再生が素晴らしくて、びっくり。オルトフォンのカートリッジのリード線をアナログリラックス社製に変更したり、様々な調整の結果のようです。至福の一時でした。
スピーカーは、タンノイのスターリングです。スピーカーの構造もあるのか、定位はばっちりです。
天井が高くて、開放的な空間です。
アッテネーターによる調整は行っておらず、フラットのままです。
レコードプレーヤー(ターンテーブル)は、ヤマハのGT5000。
プリメインアンプは、ラックスマンの38FD。CDプレーヤーは、デノンのDCD-SX1。アンプについては、音質などの調整のために、スイッチ類をいじっていると話していました。一年前に訪れた際は、フラットで、操作するのはヴォリュームだけのようでした。
カートリッジによる針の角度の違いについて、話をしているところ。これはフェーズメーションのカートリッジ。
リード線をアナログリラックス社製のものに代えたオルトフォンのカートリッジ。さらに、アーム全体の高さ調整を行い、低くして、より針がレコードに密着した状態にしているようです。
左に真空管アンプのエアータイト、右に「THE GLANZ」のカタログが置いてありました。
Iさんが珈琲を淹れてくれました。僕が買っていったケーキもいただいたのですが、撮り忘れました。
(以下、試聴したレコードです。)
デューク・ピアソン「Sweet Honey Bee」。アンサンブルが美しく再生されていました。
デクスター・ゴードン「Gettin' Around」。ボビー・ハッチャーソンのヴァイブが鮮烈に再現されていました。
リー・ワイリー「night in manhattan」(10インチ盤です)。このIさんの装置は、ヴォーカルの再現が素晴らしく、雰囲気ばっちりでした。以上3枚のレコードは、僕が持参したものです。
モーツァルトのピアノ協奏曲第24番。クリフォード・カーゾン(p)。イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドン交響楽団。これは最高でした。管弦楽のアンサンブルが、音の分離がよいせいか、とにかく素晴らしく聴こえて、びっくり。ピアノの音もよくて、当時のデッカ録音の技術の高さにも驚かされました。
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」。バルビローリ指揮ハレ管弦楽団。バルビローリのものを初めて聴きましたが、どっしりとした重厚な演奏のように思いました。
【Iさんが、リード線を購入したアナログリラックス社のホームページなど】
Iさんはリード線を購入していますが、購入したと同じか、それと同等のリード線の写真。上記ホームページからお借りした写真です。