安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

Iさん宅のタンノイで、ジャズやクラシックのレコード試聴会。「ぷちろーる」のケーキでお茶タイム。

2023-10-20 19:30:00 | オーディオ

友人のIさん宅に、約1年4ヶ月ぶりにお邪魔しました。天井が高い10畳のオーディオルームには、スピーカーのタンノイ「スターリング」、プレーヤーのヤマハ「GT-5000」など主な機器に変更ありませんでした。

変更点は、オルトフォンのモノラル用カートリッジを加えたこと、雑音防止を兼ねてアンプとスピーカーなどをつなぐ線(ケーブル)を変えてありました。品位の高い良い音を、ケーキ、珈琲とともに楽しみました。

手前の部屋からオーディオルームを見たところ。

天井が高いです。きれいな額が飾ってありました。

今回、リスニング用椅子が設置されていました。特注品で、Iさんの身体に合わせて作ってもらったようです。僕が座っても、いい感じでした。

オーディオ機器。10畳間ですが、アンプやプレーヤー、レコード類は床の間のスペースに置いてあります。

タンノイのスターリング。英国製の同軸スピーカーです。

   

アンプ、プレーヤー類。

レコードプレーヤー(ターンテーブル)は、ヤマハのGT5000。

プリメインアンプは、ラックスマンの38FD。

CDプレーヤーは、デノンのDCD-SX1。

昇圧用トランスは、フェーズメーション「T-500」。

(オーディオシステムの変更点)

モノラル用のカートリッジは、フェーズメーションのものから、オルトフォンのものに変更。ステレオ用は、オルトフォンのSPUで変更ありません。

今回、このコードを導入してありました。

WIREWORLDというメーカーの製品だそうです。雑音を拾わず、換えて良かったと話していました。

(試聴用に用いたCD、レコード)

CDは、ジョルジュ・シフラ(p)の名演集。Iさんの好きなアルバムです。

アイザック・スターン(vn)、レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏で、ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」。オリジナル盤です。弦の再生がよく、素晴らしい音が流れてきました。

アン・バートン(vo)の「Sings For Lovers and Other Strangers」。オリジナル盤で、僕が持参したもの。ヴォーカルの再生がよく、定位もばっちりでした。

ホレス・バーラン「Us Three」。ジョージ・タッカーのベースがどのように響くか、聴きたかったので持参しました。低音の方も結構出ていました。

デクスター・ゴードン「GO」。リバティ社のvangelder刻印入りのレコードです。テナーサックスの音を聴いてみたいので、僕が持参したもの。少し高音に偏った感じもありましたが、迫力ある音で聴けました。

本日は、こちらが真打ち。Iさんがお持ちのビル・エヴァンス(p)、ジム・ホール(g)による「Undercurrent」(United Artists)。オリジナル盤です。特に、ギターの音の再生ぶりが繊細でよく、これは素晴らしかった。

レコードのラベル。

総括すると、モノラル・カートリッジの変更が効いていて、オルトフォンのものは良いなと思いました。さらにコードの変更も雑音低減などに寄与しているようで、音量を上げても、余分な雑音が入らない再生ぶりでした。

「ぷちろーる」で購入したロール・ケーキとIさんが淹れてくれた珈琲でお茶タイム。本日は、楽しい一時を過ごせ、Iさんに感謝しました。

ぷちろーるのお店外観です。参考に住所などを掲げておきます。

【ぷちろーる】

住所:長野県長野市川中島町今井1526番地1
電話:026-284-0483
ホームページ:ぷちろーる - 今井/ケーキ | 食べログ (tabelog.com)



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4 コメント

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Unknown (6x6)
2023-10-21 08:29:55
このオーディオシステムは胸熱ですね!。
CDプレーヤーもハイエンドですが、ヤマハのGT5000が気になります。2000を更に上回る存在感。ラックスマンは管球式ですよね。
聴かれたアルバムも素晴らしい。演奏だけでなく、音でも愛聴版です(アン・バートンは持っていませんが)。
タッカーの唸るようなベース、どんな音だったのでしょうか。デクスター・ゴードンの「チーズケーキ」聴いてみたい。はたまたジム・ホールの音色は?などとワクワクします。JBLにいかずタンノイにいったら、どんな人生だったろうなどと考えます。
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Unknown (azumino)
2023-10-21 20:18:12
6×6さん こんばんは

システムの持ち主のIさんですが、クラシックファンで、クラシックのオリジナル盤レコードをたくさんもっています。ジャズも聴きますが、クラシック、特に弦楽器の再生のために、スピーカーは、タンノイでシステムを組んでいます。

機器も良いのですが、一番は、高い天井に10畳(大きな畳)のリスニング用ルームにセッティングしてあることが、良い音につながっているように思います。

ホレス・パーランとデクスター・ゴードンのものは、ご指摘のように内容が素晴らしいです。近年の録音も聴きますが、やはり1960年前後録音の名盤は、繰り返し聴くに耐えるものがあります。

コメントありがとうございます。
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テクニクスST-3500 tuner (mobu)
2023-10-22 16:49:11
好きな音で好きなアルバムが聴ける幸せ。
私が目についたのは70年代の
アナログ・チューナー。
テクニクスのST3500かと
おもいますが、2メーターは70年代
憧れでした。地方の方のFM聴取事情は
どのようなものかわかりませんが、
素子数の多いアンテナを、放送搭
目指して合わせてチューニング
されるのかもしれませんが、
レコード中心でFMや録音、
エア・チェックに行かなかった方も
多いと思います。
当時から、機会があれば、
NHK-FMの音楽番組など
聴かれたのかなぁと想像逞しく
したりしました。
試聴会隣は何を聴く人ぞ・・・。
レコードの場合は、オリジナルに
勝るものはないような感じもしますが、
そこに行き付くまで道のりは
ながそうですね。それも趣味の
内なのかもしれませんが。
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Unknown (azumino)
2023-10-22 22:03:34
mobuさん こんばんは

チューナーの持ち主のIさんは、元々クラシックファンで、かなりFMなどからの録音も行っていると思います。

Iさんが、クラシックのオリジナル盤を集めているのは、日本盤よりも、はるかに音質がいいからだと話しています。

僕の場合は、ジャケットを含めてレコードが好きなのですが、オリジナルへのこだわりは、あまりなく、セカンドや国内再発でも、ほしいアルバムが入手できれば喜んでいます。最近は、オリジナル盤は高くなりすぎて、手が出ないですね。まあ、趣味なので、無理しない程度に購入したいと考えています。

コメントありがとうございます。
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