群馬交響楽団の上田定期演奏会(2024 夏)が、7月28日に開催されますが、それに関連して、群響メンバーによる弦楽四重奏の演奏会があったので、聴いてきました。7月28日のチケットを持参すれば無料、そうでない人は、500円で入場可能でした。
(出 演)
ヴァイオリン:筒井志帆
ヴァイオリン:塩加井ななみ
ヴィオラ:太田玲奈
チェロ:坂菜々子
出演の4人とも、現在、群馬交響楽団の楽団メンバーです。塩加井さんが、第1ヴァイオリンを弾いていました。ヴィオラの太田玲奈さんは、長野県上田市出身で、曲の紹介などMCも務めていました。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
(曲 目)
モーツァルト:ディヴェルティメント K.138 第1楽章
マーラー:交響曲第5番より アダージェット
コルンゴルト:弦楽四重奏曲 第2番 作品26 第4楽章
リヒャルト・シュトラウス:弦楽四重奏曲 イ長調 作品2
第1楽章 アレグロ
第2楽章 スケルツォ、アレグロ・モルト
第3楽章 アンダンテ・カンタービレ、モルト・エスプレッシヴォ
第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
モーツァルト:ディヴェルティメント K.136 第3楽章 (アンコール曲)
(感 想)
定期演奏会では、遠いステージの上で弾いている姿しか観ることのできない、群馬交響楽団の弦楽セクションの4人を近くで観て、演奏も聴くことができた嬉しいコンサートでした。約1時間のプログラムでしたが、曲目がバラエティに富んでいて良かったです。
群響の弦楽セクションは、なかなかいいと思って、いつも聴いているのですが、今回、それが実証された演奏を披露してくれました。特に、ファースト・ヴァイオリンを弾いた塩加井さんの音色や颯爽としたフレージングが、記憶に残りました。
太田さんが、曲の解説などを行ってくれて、親近感も湧きました。それぞれの曲とも面白かったのですが、コルンゴルトの第4楽章(ワルツ)やリヒャルト・シュトラウスが16歳で書いた弦楽四重奏曲の第3楽章(徐幹楽章)は、ロマン派といった感じで楽しめました。
(プロフィール)
写真は、群響のホームページからお借りしました。
(参考 群馬交響楽団上田定期演奏会(2024夏)のチラシ)
27日に高崎芸術劇場で、同じ内容で定期演奏会が開催されるので、僕はそちらで聴く予定です。
群馬交響楽団ホームページ:群馬交響楽団 (gunkyo.com)
上田サントミューゼホームページ:劇場・ホール | サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館) (santomyuze.com
近年、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲が日本のオーケストラで演奏される機会が増えているように思います。この27日の群響定期は、楽しみです。
コルンゴルトは、管弦楽曲のCDを持っているのですが、まさか、弦楽四重奏曲を書いているとは思いませんでしたので、今回のプログラムは意外性がありました。
ミニコンサートでしたが、結構楽しめました。コメントありがとうございます。