先日、ランチに上田市の「ごはん処 はらどけい」に入りました。おすすめの中から「チキン南蛮定食」を注文。チキン南蛮には、タルタルソースがかかり味わい深かった。味わい深い演奏を。
IKE QUEBEC (アイク・ケベック)
BLUE & SENTIMENTAL (BLUE NOTE 1961年録音)
アイク・ケベック(ts, 1918~1963年)は、コールマン・ホーキンスやベン・ウェブスターから影響を受けているものの、よりモダンだと思われるサックス奏者ですが、共演陣の顔ぶれの良さも相まって、ブルーノート・レーベルに残されたアルバムはどれも楽しめます。本作も、サイドメンに恵まれた作品。
メンバーは、アイク・ケベック(ts)、グラント・グリーン(g)、ソニー・クラーク(ts)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。不思議なことに、ジャケットにソニー・クラーク(p)の名前は印刷されていません。グラント・グリーン(g)が参加し、ソロもたっぷりとっています。
曲目は次のとおり。
1 Blue and Sentimental (Count Basie, Mack David, Jerry Livingston)
2 Minor Impulse (Ike Quebec)
3 Don't Take Your Love From Me (Henry Nemo) 【恋を永遠に】
4 Blues for Charlie (Grant Green)
5 Like (Ike Quebec)
6 Count Every Star (Bruno Coquatrix, Sammy Gallop)【星を数えて】
アイク・ケベックのオリジナルが2曲、グラント・グリーンのオリジナルが1曲、ベイシー・ナンバーが1曲、あとはスタンダード曲です。
先日、みどり市のジャズ喫茶「Jazz in Blue City」に寄ったら、マスターが『最近、アイク・ケベックにはまっている』と、2枚のCDをかけてくれましたが、そのうちの1枚をレコードで聴きました。僕も好きなミュージシャン(関連記事へのリンク 1, 2)で、特にこのアルバムは傑作です。ベイシー楽団の演奏でお馴染みの「Blue and Sentimental」やスローテンポのバラード「Don't Take Your Love From Me」など、アイク・ケベック(ts)の太い音色による黒っぽい吹奏が魅力的。「Count Every Star」をはじめとして、グラント・グリーン(g)のプレイも特筆もの。
ジャケット裏面のメンバーと曲目の表記。メンバーには、ソニー・クラークの名前がありません。
安曇野市宅で聴いているところ。飾ってあるレコードは、いずれもアイク・ケベックのリーダー作で、右から「Easy Living」(Blue Note マンハッタン盤)、本作「Blue and Sentimental」(国内キング盤)、「Heavy Soul」(国内東芝盤)。
(参考)本作から「Blue and Sentimental」が聴けます。
ブルー・アンド・センチメンタル、アイク・ケベック - YouTube
【はらどけい】
住所:長野県上田市常磐城1-8-26
電話:0268-21-6288
ホームページ:はらどけい - 上田/食堂 | 食べログ (tabelog.com)
お店の外観。駐車場は結構広いですが、昼時は混雑します。
店内。カウンター席。
おすすめの品が黒板に書いてありました。この中から、チキン南蛮定食を注文。
鶏肉は、すべて国内産を使用しているそうです。
チキン南蛮定食。
チキン南蛮。つけあわせに、キャベツに林檎などのサラダ。
チキン南蛮は、結構ボリュームがあります。
ごはん。軽めにしてもらいました。
味噌汁
小鉢のポテトサラダ
小鉢のこんにゃくの煮物。いろいろ盛りだくさんでした。
ですよね。ジャズやりそうな感じ。
「アイク」。日本の昭和の邦画に役名で
出てきそうな名前。
このテナー、聴いてると溶けてくる
というか、脱力しますね。
リラクゼーションの極みみたいな所が
あります。
普段のグラント・グリーンとは少し
違って、雰囲気がケベック寄りなのも
面白いです。
感化されてるというか、アイクが
移ってくる感じがあります。
ジャケ写のフランシス・ウルフも
いい仕事してるし、デザインの
リード・マイルスも、いかにもブルー・
ノートというような作りで、
この当時でしか出来ない仕事を
してますね。30センチ四方の芸術と
言われる所以だと思います。
おっしゃる通り「味わい深い演奏」
ですね。
アイク・ケベックのアルバムは、日本盤が出るのが遅く、発売された時に買い求めた記憶があります。mobuさんがお書きのように、グラント・グリーンの参加もあり、寛げるアルバムだと思います。ケニー・バレル参加の「Bossa Nova Soul Samba」も好きで、ギタリスト二人の起用は成功しています。
ケベックも麻薬をやり、肺癌で早くに他界していて、素晴らしいプレイをしているだけに、もう少し録音を残してもらいたかったです。
コメントありがとうございます。