一月ほど前にようやくETC装置を購入しました。普通の道を走ることが多かったのですが、最近遠くに出かけることが増えているので、18,000円を投資しました。これで週末は高速道料金はどこまでいっても片道1000円ですが、来年3月までに回収できるかどうか。さっそく、用事があった諏訪まで出かけて、ついでに諏訪湖畔を散策してきました。車内のBGMは、リー・モーガンのアルバムです。
LEE MORGAN (リー・モーガン)
CHARISMA (Blue Note 1966年録音)
1964年の「The Sidewinder」のヒット以降、ジャズロック路線の曲がアルバムに収録されるようになりました。65年録音の「The Rumproller中のEclipso」や「The Gigolo中のThe Gigolo」などです。66年録音の本作品中にも「Hey Chico」という同路線の曲が入っています。
ドライブのお供に本アルバムを聴いてましたが、リズミカルな曲の演奏に、スピードも上がり気味でした。ジャズロック系の曲は、リズムが楽しい半面、時としてアドリブがいま一つだと感じられることがありますが、車の中には適しています。モーガンの音圧が感じられる輝かしい音は、リズミカルな演奏にもぴったりです。
メンバーはモーガン(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)、ハンク・モブレー(ts)、シダー・ウォルトン(p)、ポール・チェンバース(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)で、サックスの二人が目を引きます。曲目中、モーガン作「Hey Chico」とデューク・ピアソン作の有名曲「Sweet Honey Bee」がラテン・タッチの入ったいわゆるジャズ・ロック系。
「Somethin' Cute」、「The Murphy Man」、「The Double Up」はモーガン作のハード・バップ系、ウォルトン作「Rainy Night」はバラードで全6曲。キャッチャーながら「Hey Chico」と「Sweet Honey Bee」が、モーガンのソロに加え、マクリーン、モブレイのブルージーなトーンによるソロもよいと思いました。全体に、C・ウォルトンのピアノが爽やかさを加えています。
ホームページにジャニス・ハーパー(ヴォーカル)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ジャニス・ハーパー
諏訪湖の岸辺から
学際時代の思い出のアルバムでしたか。「糸巻きモーガン」という愛称はうまくつけたものです。おっしゃるように、あげられた2曲が面白いですね。それにしても、モーガンのトランペットは復帰後も輝いてます。
先日はお見舞いコメントをありがとうございました。
ジャズ・ロック系はそのリズム感が、ドライブのリズム感と合うのでしょうね。
ご指摘のとおり、アドリブに“軽さ”を感じてしまうケースがままありますが、そこはリズムのノリを楽しむのが楽しみ方と割り切っています。
紹介盤はジャケ・デザインが個人的には微妙で…。
しかしメンバーは魅力的ですね。
おっしゃるようにジャケットには、食指が動きませんね。実はデューク・ピアソン作の「Sweet Honey Bee」が入っているので購入したものです。
けれども、モーガンばかりでなくサックスの二人が意外によかったです。ドライブにも調子がよくていいです。スピード出過ぎに注意ですけど(笑)。