安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

書翰集 (長野県安曇野市)

2015-06-12 22:59:18 | ジャズ喫茶

安曇野市にいる時には、珈琲を飲みに北安曇郡松川村の「M-Gate」へ行くことが多いのですが、安曇野市穂高有明の「書翰集」にも寄ります。本格的なジャズ喫茶とはいえませんが、音量は控え目ながら、CDを使って、ジャズを流しています。珈琲が美味しく、メニューが豊富なこともあり、ジャズ好きな人だけでなく、多くの方が訪れる喫茶店です。訪問したのは3月なので、雪が残っていました。

   

   

入口を入ると、カウンター席とテーブル2卓の1階があって、2階に上る階段が目の前にあります。僕は2階に上ることにしました。

   

   

1階には、CDラックが備え付けられてあります。かけているCDのジャケットを立てかけていて、ちょっとジャズ喫茶風です。訪れた時は、レッド・ガーランドの「Groovy」が鳴っていました。アンプは、真空管のものを使っているようです。

   

   

    

1階のテーブル席の上は吹き抜けになっていて、2階は半分くらいに床が貼ってあります。僕の座った席は、スピーカーから音が出てくる正面でした。多分自作のスピーカーだと思います。写真で位置関係がわかるでしょうか。2階の奥には、本棚が作りつけになっている、もうひとつの部屋があります。

   

   

珈琲のカップはシンプルできれいです。スプーンが別についてくるのも面白い。濃厚ブレンドをいただきましたが、味はかなりよいです。ミルクがピッチャーに入ってくるのも嬉しいところです。

   

森の木立の中にあり、お店の天井が高く清々として、落ち着いて本が読めるところも気に入っています。願わくば、大きな音量でジャズを聴いてみたい。一応、ジャズ喫茶のカテゴリーに入れました。

   

【カフェ 書翰集】

住所:安曇野市穂高有明2186-140
電話: 0263-81-5165
ホームページ:カフェ書翰集 


ナンシー・スティール NITEY NITE

2015-06-10 21:43:02 | ヴォーカル(L~R)

長野道安曇野インターを降りて少し走ったところにあるスーパーの西友でよく買い物をするのですが、道路を挟んだ東側にコメダ珈琲が、この5月29日にオープンしました。名古屋が本拠のチェーン店で、既に長野県内にも進出してきていますが、安曇野市には初めてです。僕にとっては、立地がとにかく便利なので、ちょくちょく寄ってしまいそうです。さっそく入店して、ミニシロノワールとコーヒーをいただきました。ほんのり甘い歌声を。

NANCY STEELE (ナンシー・スティール)
NITEY NITE (Chatam 1958年録音)

   

たまにはムーディーなヴォーカルを聴きたいと取り出したのが、ナンシー・スティールのこのアルバムです。僕のものは、LPTIMEレーベルから2009年に再発されたCDです。オリジナルは入手困難だけにありがたい再発でした。持っていませんが、彼女にはもう一枚、「Play Girl」(Davis)というアルバムがありますが、こちらは再発されていません。

メンバーは、ナンシー・スティール(vo)、Joe Baque(p)、Don Arnone(g)、バリー・ガルブレイス(g)、Wimpy Vernick(b)。伴奏は、ピアノ、ベース、ギター2本という変則的なものですが、室内楽的でインティメイトな雰囲気が出ていています。ガルブレイス以外は、知られていませんが、彼女の歌をひきたてる編曲、演奏ぶりです。残念ながら、ナンシー・スティールの経歴は、わかりませんでした。

曲は、スタンダードと無名曲が半々くらいです。「Lost In The Fog」、「Why Try To Change Me Now」、「You'll Never Know」、「Nitey Nite」、「Year After Year」、「Tired Routine」、「Let There Be Love」、「Skylark」、「Sugar」、「Isn't This A Lovely Day?」、「Salt Lake City」、「Shooting High」で、全12曲。「Year After Year」は、珍しくタンゴのリズム。

ナンシー・スティールの語りかけるような親密な歌唱に加え、ピアノ、ギターの伴奏も心地よい。テンポは、概ねスロー~ミディアムくらいですが、安定感があり実力があるように思います。「Lost in The Fog」、「Why Try To Change Me Now」、「Let There Be Love」、「Skylark」といったところが気に入り、特に「Let There be Love」で、ピアノだけの伴奏で優しげに歌うところがよかった。ジャケット写真は、ポーズのつけすぎで、裏面の写真はより自然です。 

【ジャケット裏のナンシー・スティールのポートレート】

   

【コメダ珈琲安曇野豊科店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高768-1
電話:0263-73-1153
営業時間: 07:00〜23:00 

   

かなり大きめの店舗。

   

お店の裏にある駐車場。たくさん停まっていてびっくり。

    

珈琲とミニシロノワール


四阿山・根子岳登山 (2)

2015-06-08 21:02:56 | 登山・ハイキング

【四阿山~根子岳】

四阿山で、30分ほど昼食休憩をとり、根子岳へ向かいます。

   

四阿山から700メートル下りてきた地点。左へ行けば、登ってきた道ですが、右へ折れて根子岳を目指します。

   

急な下りがあったり、道がぬかるむなど、ちょっとたいへんでした。足にきました。

   

降りきると、最高の景色がまっていました。  

   

四阿山の方を振り返ってみているところ。頂上までは、もう少しです。

   

根子岳頂上(2,207m)

   

山頂は広く、たくさんの方がいました。

   

山頂にいた蝶「キアゲハ」のオス。山頂でテリトリーを作るそうです。

【根子岳~菅平牧場登山口】

Sさんが、お湯を沸かして紅茶を御馳走してくれました。30分ほど休憩をとって、菅平牧場へ向かいます。

   

根子岳からの下りはじめ。

   

しばらく道の左右は、高山植物が多くあるところです。

   

   

ツツジ類。

   

   

ガマズミ。

   

牧場内にある展望台。東屋も整備されています。ここで10分ほど休憩し、牧場内を歩くと登山口でした。

   

展望台から振り返っての根子岳の眺め。

【あずまや高原ホテル】

住所:長野県上田市真田町長1278-800
電話:0268-74-3300 
ホームページ:あずまや高原ホテル 

今回の温泉は、菅平牧場駐車場から、約20分ほどのところにある、あずまや高原ホテル内にある天然温泉です。ここのお湯は、温度がちょうどよく、疲れた体を癒してくれました。

   

       

Sさん、Aさん、ありがとうございました。   


J.J. ジョンソン THE GREAT KAI AND J.J. 

2015-06-07 09:10:38 | トランペット・トロンボーン

先日、長野市内で、天龍村(長野県下伊那郡)産の新茶を売っていました。村と結びつきの深い天龍農林業公社の製品で『信州若蒸し茶』という名前が付いていました。飯田市に赴任をしていたので、お茶摘みの時期に、同村中井侍地区の茶畑を訪れたこともあり、同村のお茶は風味がいいことを知っているので、思わず手が伸びました。茶葉がブレンドされて、香りとともに、いい味が出ていました。トロンボーン2本のブレンドされた音を聴いてみます。

J. J. JOHNSON (ジェイ・ジェイ・ジョンソン)
THE GREAT KAI & J.J. (IMPULSE 1960年録音)

   

ジェイ・ジェイ・ジョンソン(tb)とカイ・ウィンディング(tb)の2トロンボーンのコンボは、1954年に結成されて、サヴォイ、ベツレヘムに録音がありますが、56年には解散します。そのチームをしばらくぶりに復活させたのが、この録音です。その後も、レギュラーコンボではなかったものの、再結成して、活動していました。

メンバーは、ジェイ・ジェイ・ジョンソン(tb)、カイ・ウインディング(tb)、ビル・エヴァンス(p)、ポール・チェンバース(b)、トミー・ウィリアムス(b)、ロイ・ヘインズ(ds)、アート・テイラー(ds)。リズム陣は、腕達者な人が揃っていますが、当時新鋭のピアニストだったビル・エヴァンス(p)が参加してソロもかなりとっているのが注目されます。

スタンダードが、「This Could Be The Start of Something」、「Georgia On My Mind」(わが心のジョージア)、「Blue Monk」、「Alone Together」、「Side By Side」、「I Concentrate On You」、「Theme From Picnic」。J.J.ジョンソン作「Judy」、「Trixie」、カイ・ウインディング作「Going, Going, Gong!」、リル・アームストロング作「Just For A Thrill」の全11曲。スティーヴ・アレンの「This Could Be The Start of Something」は、調子のよい曲で大好きですが、トロンボーン2本による演奏はスピード、迫力があります。

ジョンソン(tb)とウインディング(tb)の暖かい音色に心豊かになるアルバム。エヴァンス(p)の音がクリアーでアクセントをつけています。アップテンポの「This Could Be The Start of Something」では、一緒にメロディを口ずさみ、続く「Georgia On My Mind」では、2本のトロンボーンのからみに和みました。「Alone Together」のミュートを用いた繊細なプレイや「Side By Side」での思い切りオープンなプレイなど、さすがに名コンボです。

【長野県下伊那郡天龍村のお茶】

農業公社のものばかりでなく、個人で販売しているお茶もあります。また、紅茶も生産しています。

問い合わせ先:有限会社天龍農林業公社

   

次の2枚は、2012年に天龍村中井侍のお茶畑を訪れた際の写真です。下に天竜川が見えます。

   

   


四阿山・根子岳登山 (1)

2015-06-05 21:13:04 | 登山・ハイキング

5月30日(土)に、今年初めての登山に行ってきました。体力的にあまりきつくないということで、リーダーのSさんが選んだのは、長野県上田市の菅平牧場から登る、四阿山(2,354m)と根子岳(2,207m)です。四阿山は、深田久弥が挙げた日本百名山の一つです。今回は、Sさん、Aさんに私という3人で出かけたのですが、ゆったりめに組んだ予定の時間で、ほぼ歩くことができました。好天にも恵まれ最高の一日でした。

【行 程】(時間はアバウトです。)

菅平牧場管理事務所駐車場集合  08:00
登山靴などに履き替え 

山登り開始  08:05   
四阿山山頂 10:45ー11:15 (昼食)    
根子岳山頂 13:00ー13:30 (ティ—タイム)
菅平牧場管理事務所駐車場着 15:20

菅平牧場管理事務所駐車場発 15:30
あずまや高原ホテル(温泉)入浴 16:00ー16:50
あずまや高原ホテル発 17:00
長野市内自宅着 18:15

【菅平牧場管理事務所駐車場からの眺望】

晴天で、北アルプスが左から右へもれなく展望出来たので、あちこち撮影しました。

   

   

左から、穂高連峰、大キレット、右端に槍ヶ岳が見えます。拡大しています。

【四阿山登山口~四阿山山頂】 

   

登山口です。右に折れ、しばらく行き、左に入り、牧場を見ながら登り始めます。

   

登り始めてしばらくしたところ。後ろが私で、まだ余裕があります。(二人の姿はAさんの撮影によるもの)   

   

道端には、ワラビ、ショージョーバカマがありました。

      

途中の菅平方面の眺望。牧場などが見えています。

   

ところどころにヤマザクラが咲いていました。

   

   

   

やれやれもう少しかと、四阿山頂を見上げている私。

   

この階段を上ると、ほぼ頂上でした。

   

山頂です。

     

神主さんがいます。小さな建物は、山家(やまが)神社(長野県上田市真田町長)奥宮の東宮(ひがしのみや)です。手前に西宮(にしのみや)があって、それを木造で再建するために、本日は、材料を氏子やボランティアの皆さんがふもとから運び上げています。そのこともあって、神主さんも登ってきていると思われました。僕らもお参りし五穀豊穣、家内安全のお札をいただきました。四阿山は、古くから水の神としてあがめられてきました。

   

いただいたお札です。

   

   

ここで昼食をとりました。

   

四阿山から浅間山(真ん中)の眺めです。軽井沢とは反対側になります。