日曜日の夜はテレビっこになる。
ケーブルテレビを見てBSに替え、さらに地デジにも替えて見る。
コマーシャル時にトイレを済まし再びテレビの前に。
いつも通りの時間割で、一つ一つの番組を楽しんだ。
だが妻がいない。
私は妻のいない理由は分かっているが麿君は分からない。
窓から外に出てベランダで長い間妻の帰宅を待つ。
部屋に入ってくると必ず「お帰り」と声をかけるのが常になっている。
その度に「お帰り」と言う。
いつもと違う雰囲気がとても嫌いな麿君は妻がいないことを気に入らない。
私の顔を見て大きな声で鳴く。
「旅行に行っているの」と言い聞かせる。
再びベランダに出て外を眺めては戻ってきて大声を出す。
「旅行に行ったって言ってるでしょ」と私も少し大きな声になる。
私の膝に入って少し寝たふりをする。
だが落ち着かないから、すぐに下りて外に出る。
また戻ってきて「ニャアーーー」
「うるさいの。帰ってこないの」とうとう私も麿君に負けないほど大きな声を出した。
午後6時から何度出たり入ったりしたことだろう。
彼が落ち着いた、というより諦めたのは10時を過ぎていた。
ケーブルテレビを見てBSに替え、さらに地デジにも替えて見る。
コマーシャル時にトイレを済まし再びテレビの前に。
いつも通りの時間割で、一つ一つの番組を楽しんだ。
だが妻がいない。
私は妻のいない理由は分かっているが麿君は分からない。
窓から外に出てベランダで長い間妻の帰宅を待つ。
部屋に入ってくると必ず「お帰り」と声をかけるのが常になっている。
その度に「お帰り」と言う。
いつもと違う雰囲気がとても嫌いな麿君は妻がいないことを気に入らない。
私の顔を見て大きな声で鳴く。
「旅行に行っているの」と言い聞かせる。
再びベランダに出て外を眺めては戻ってきて大声を出す。
「旅行に行ったって言ってるでしょ」と私も少し大きな声になる。
私の膝に入って少し寝たふりをする。
だが落ち着かないから、すぐに下りて外に出る。
また戻ってきて「ニャアーーー」
「うるさいの。帰ってこないの」とうとう私も麿君に負けないほど大きな声を出した。
午後6時から何度出たり入ったりしたことだろう。
彼が落ち着いた、というより諦めたのは10時を過ぎていた。